2012年IgA腎症と診断された、現役看護師です。
原因疾患や腎臓病のステージで治療や食事療法の内容が大きく異なる慢性腎臓病は、とてもややこしい。
そんな腎臓病について少しでも役に立つような情報を腎臓病患者の皆さんと共有したくて、2023年「腎臓病療養指導士」の資格を取得しました。
自己紹介はこちら です。
いつもご訪問いただき、ありがとうございます。
以前ご紹介させていただいた、
ハワイ在住のHitomiさんからのご相談
ご本人様から許可をいただいた上で、
ご相談の内容を共有させていただきます
。
以前ご相談いただいた時の状況は
・ハワイ在住 女性 50歳台
・クレアチニンの数値が高め
・最近貧血があることがわかり、
原因について多方面から精査中
・免疫系疾患で高くなる数値が高めで精査中
・既往歴として高血圧や糖尿病はなく、妊娠中も高血圧や蛋白尿はなし
の状況でした。
ハワイでは血液検査における
クレアチニンの数値が高めでも
検尿検査をあまりしない
こと、
日本とハワイの病院での
検査データの見方が異なり、
また正常値も日本人と外国の方では違う
など、
日本の医療しか知らない私にとって
とても勉強になるご相談でした。
そして、当初より、心配だった「貧血」。
結局婦人科系の病気が原因だということがわかり、
手術をしてその原因を取り除き、
貧血の状態を脱することができたそうです。
貧血改善後しばらくして腎臓の専門医を
受診したところ、
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腎機能の数値が改善したそうです。
血清クレアチニン1.1 → 0.8‼
そして、尿潜血(-)、尿蛋白(-)
「腎生検も必要なし」と言われたとのこと。
本当に良かったですぅ~![]()
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Hitomiさんが腎臓専門医に確認したそうです。
「なぜクレアチニンの数値が1.1→0.8 に
改善したのか?」
それに対し、腎臓専門医は
「(婦人科系の疾患が原因の)生理の出血が多く
長期にわたり貧血状態が続き血流が悪く、
腎臓機能が弱っていたのではないか?
(婦人科系疾患の)手術を受けて、貧血が改善し
血流がよくなったので、クレアチニンの数値が
よくなったのでは?」
との説明であったそうです。
なるほどね~![]()
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腎臓への血流は1日あたり、約150L と
言われています。
腎臓はとても血流が多い臓器なのです。
そんな腎臓への血流が減少してしまい、
腎臓に負荷がかかり、
腎機能が低下傾向になった
ということですね。
腎臓はとてもデリケートな臓器で
様々な原因で腎臓の機能が
低下することがあります。
Hitomiさんは、各診療科の医師を
正しく受診し、貧血の原因追及と
その対策をおこなったことで、
腎臓も守ることができたのです。
Hitomiさんからはこのような
嬉しいお言葉をいただきました。
本当に嬉しいです。お役に立ててよかった。
月に1度開催予定の
「そらまめ日和 お話会」にも
時間等合えば参加していただけるそうです。
ぜひハワイのお話なども聞かせてくださいね。
お待ちしています![]()
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いつもありがとうございます。
とても励みになってます
。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。






