2012年IgA腎症と診断された、看護師です。

 

元疾患や病態で治療や食事療法の内容が大きく異なる慢性腎臓病は、とてもややこしい。 

そんな腎臓病について少しでも役に立つような情報を腎臓病患者の皆さんと共有したくて、2023年「腎臓病療養指導士」の資格を取得しました。

 
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今日は、内科医たけお先生がインスタに上げている

漢方のお話について、ご紹介します。

 

 

漢方薬の一般的なイメージって、

・効き目が穏やかで、じんわり効果がでてくる

・副作用が少なく、体への悪い影響が少ない

 

こんな印象をお持ちの方、多いのではないでしょうか。

 

実は、この思い込みはとても危険!なのです。

特に、慢性腎臓病の患者は、要注意!!

腎臓は薬によるダメージを非常に受けやすい臓器だからです。

 

具体的な副作用としては

①間質性肺炎

 :間質性肺炎の原因には、関節リウマチや皮膚筋炎などの膠原病(自己免疫疾患)、職業上や生活上での粉塵(ほこり)や、カビやトリなどの抗原の慢性的な吸入(じん肺や慢性過敏性肺炎)、病院で処方される薬剤・漢方薬・サプリメントなどの健康食品(薬剤性肺炎)、特殊な感染症など様々あることが知られていますが、いろいろ詳しく調べても原因がわかららない間質性肺炎を「特発性間質性肺炎」といいます。(難病情報センター 病気の解説より引用)

 ※小柴胡湯が有名ですが、それ以外の漢方薬でも起こります。

 

②電解質異常

 :甘草が含まれる漢方薬で偽アルドステロン症によって、低カリウム・高血圧などが

起こるとされています。

  厚生労働省資料 「偽アルドステロン症」

 

③肝機能障害  

 : • 肝機能障害が強かったり、長引いたりすると、「倦怠感」、「発熱」、 「発疹」、「吐き気・嘔吐」、「かゆみ」などの症状が出ることがある。

   • 放っておくと重症化し、「黄疸」や「脳症」、命に関わる「肝炎(劇症肝炎)」を起こすおそれもあるので、早めの対処が大切。

  ※様々な漢方薬での報告例があります。

 

そのほか、皮疹(薬疹)、下痢、交換神経刺激症状(頻脈, 動悸,血圧上昇,発汗過多,排尿障害,興奮)など様々な副作用があります。

 

 

ドラッグストアなどでも色々な種類の漢方薬が販売されていますが、

腎臓病患者はくれぐれも勝手に内服しないよう、気を付けましょう。

また、医師からの処方であっても内服していて「体調がおかしいな?」と感じたら、

お薬手帳や薬の現物などを持参して、必ず医療機関を受診しましょう。

 

 

詳しくは、内科医たけお先生のインスタグラムをご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

ではでは。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

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