2012年IgA腎症と診断された、元看護師です。
元疾患や病態で治療や食事療法の内容が大きく異なる慢性腎臓病は、とてもややこしい。
そんな腎臓病について少しでも役に立つような情報を腎臓病患者の皆さんと共有したくて、2023年「腎臓病療養指導士」の資格を取得しました。
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妙に暖かくなったかと思えば、連日10度以下の日が続くなど
寒暖の差が激しい日が続き、体調管理が難しいですね。
2月上旬、発熱・倦怠感・悪寒でダウンしてから
けっこうきつめの咳が残って、体調がいまいちな感じです。
IgA腎症の私は、この感冒症状からの血尿、そして腎炎の再燃という
最悪のパターンが怖くて、とても神経質になってしまいます。
今日はこの辺りのことを少し復習してみようと思います。
なお、資料は日本病巣疾患研究会のHP、堀田修クリニックHPより
引用させていただきました。
IgA腎症のメジャーな治療方法として認知されてきた、
「扁桃腺摘出+ステロイドパルス療法」。
私も2012年にこの治療を受けました。
そして今のところ「寛解状態」と、担当医に言っていただいてます。
怖いことに、扁桃腺がなくても、感冒をきっかけに腎炎が再燃し、
血尿が出現することがあるのです。
つまり、扁桃腺以外に、IgA腎症と関与している部位が体のどこかにある・・・
・・・その部位が「上咽頭」だと考えられています。
感冒のときの「咽頭痛(のどの痛み)」の原因の多くは
鼻の奥の上咽頭の炎症であることが多いそうです。
上咽頭は扁桃腺と同じようにリンパ球が豊富な部位のため、
このリンパ球がウィルスや細菌と戦う態勢に入ると、リンパ球から
炎症を強めるような物質が放出されて、腎臓などの体のあちこちまで
影響を及ぼします。
この影響で、IgA糸球体血管炎の悪化(血尿の悪化)がみられることが
あるのです。
だから、たかが感冒と侮れないのです
IgA腎症の予後と治療に対する考え方です。
『現代』の考え方をみるとわかりますが、
「長期的には一部を除き予後不良」となっています。
一部とは、病気を早期発見し、「扁摘+パルス療法」で
寛解状態に治療できた方のこと。
私の場合は、病気がわかった時は
寛解が期待できる時期(Point of no remission)をすでに過ぎていたので、
残念ですが、「予後不良群」になります。
だから、日頃から感染症の罹患を避け、EAT(上咽頭擦過療法)などで
免疫力アップを目指す生活をする必要があり、気を付けていたのですが。。。
今回の感冒症状で、肉眼的血尿はなかったですが、
腎機能低下に影響したのでは?と、とても不安です。。。
3月の受診がちょっと怖いです。
寒暖の差があると、暖かい日は油断しがちです。
気をつけていきましょうね。
ではでは。
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