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今日は、「予後」「5年生存率」「リンパ節郭清(かくせい)」の3つのキーワードについて、まとめてみました。
🍀 予後 🍀
病気や治療のその後の経過についての見通しのこと。「予後」は、がんの増悪や患者の体調、状態、生活の質(QOL)など、状況により意味が異なるそうです。
わたしは、手術をした後の経過の状態のことだと、勘違いしていました‼️
がんと診断されたときに、
「このがんは予後が良いタイプです」とか
「あまり予後が良くありません」などと言われることもあるかもしれませんが、
この言葉は、病気の今後の経過を見通して使われる言葉ですが、「はっきりとした基準はない」そうです。
「余命」は「あとどのくらい生きることができるか」という意味で使われますが、
「予後」は、命だけでなくからだの状態や生活の程度など、その先の生活の長さや質についての見通しも含む言葉と言えるそうです。
⭐️健康な人と同じくらい元気になれるのか?
⭐️いつまで家でふつうの生活が送れるか?
医師に、再発のリスクや、どのくらいふつうに生活できるかなど、質問しても、あくまでも目安であり個人差があり、先のことは、誰にもわからないということは、患者側(家族も含めて)として理解しておくことが大切なんだそう。
🍀 5年生存率 🍀
がんと診断された人が、5年後に生存している割合のこと。
がんのできる部位ごとに示され、治りやすさを表す指標として用いられる。
あくまでも指標の1つであり、単純「余命」と結びつけて考えないことが大切なんだそうです‼️
多くのがんでは、診断から5年間(手術の場合は術後3年間)が最も再発が多く、5年を過ぎると再発の可能性が減ってきます。
ただ、5年を過ぎれば絶対に再発しないというわけではなく、がんの種類や病歴により、もう少し長く経過をみる必要があるものもあり、10年生存率のデータもあるそうです。
生存率には、いろいろな種類があり、算出の仕方が異なるそうです。
⭐️実作生存率
⭐️相対生存率
⭐️ネット・サバイバル
⭐️5年生存率
⭐️10年生存率
⭐️サバイバー生存率(診断から一定の年数が経過して生存している人の、その後の生存率)
国立がん研究センターの坪井医師は、患者から生存率を聞かれたとにに、こう話すそうです。
「この数値はあくまでも確率で、あなたが良い方に入るか、悪いほうに入るか、誰もわかりません。
それに、早期がんで治療により完全に治った人でも、明日、災害や事故で亡くなることがあるかもしれない。数字はあくまでも数字で、先のことは本当にわからないですから、あまり気にしすぎないようにしたいですね。」
わたしも、主治医の先生から直腸がんステージⅢbの治療方針のお話しを伺ったとき、やはり、5年生存率の%のことも話してくださいましたが、
最初に聞いたときは、やはりビックリしました。
直腸がんステージⅢの5年生存率は72%‼️
「これは、あくまで、統計結果で、あまり気にしなくていいですよ」と言われました。
5年生存率は、がんの種類や病期によって、大きく異なるそうです。
みなさん、一度は気にするキーワードですが、やはり、一人一人状態や状況は違うということを、理解した上で、参考程度にしておくのがよさそうですね。
🍀 リンパ節郭清(かくせい) 🍀
がん細胞は、リンパ液の流れに乗って全身に広がり、転移するため、手術でがんを切除するときに、転移している可能性があるリンパ節も切除することをいいます。
再発予防やリンパ節への転移の有無を診断する目的で行います。
わたしも、手術前の説明で、「直腸がん自体をしっかりとりますが、リンパの方に広がっているようでしたら、そこも一緒にしっかりとりますね」
このような説明をうけました。
なぜ、がんと一緒にリンパ節も切除する必要があるのかというと、、、
リンパ節は、リンパ液に侵入したウイルスや、細菌、がん細胞などの異物を退治して処理するところなので、がん細胞がその先に行かないよう食い止めてくれている、大事な場所なんだそう。
転移している可能性のあるリンパ節を切除することで、がんがどこまで進行しているか確認でき、周囲のリンパ管にがんを取り残さないことを目的としてリンパ節郭清を行うそうです。
わたしの場合も、リンパに5個転移していて、しっかりとりました‼️と言われました。
治療方法も、リンパに5個だと、ゼロックス療法(オキサリプラチンの点滴とゼローダの飲み薬)
を8クールやるということも、すんなり決まりました‼️
リンパ節郭清における合併症は
⭐️リンパ浮腫
乳がん、子宮がん、卵巣がん、前立腺がんでは、
リンパ節郭清により、リンパの流れが滞ることで、むくみが生じます。
→対策は、スキンケア、マッサージ、弾性ストッキングなどによる圧迫療法、運動療法などの治療があります。
⭐️神経まひ
肺がんでは、一部のリンパ節の近くにある半回神経に触れることで、神経のまひがおこり、
声のかすれ、誤嚥(ごえん)が起こりやすいそうです。
特にリンパ浮腫が生じた場合は、早期に適切な治療を行うことで、症状の改善を図ることができるそう。進行すると治りにくくなってしまうので、できるだけ早く見つけて、治療する必要があるそうです。
今日も読んでいただき、ありがとうございました
🐞✨🍀