Still… 言い訳 | そらじの嵐絵日記

そらじの嵐絵日記

嵐が、相葉くんが大好き!
日々の妄想?空想??を描いた
イラストブログです

前回のお話↓










sho side



俺はうわの空だった

目の前で打ち上げられる花火をぼんやりと眺める




なんであんなとこでにのに会うんだよ

あいつ 俺と松潤が一緒にいるの見て怪しんでたよな…


相葉くんに… 


黙ってて、くれないよな




俺がにのの立場なら
大事な親友が嘘つかれてたんだ 
きっと教える



ヤバイ…




相葉くんに言い訳したい

今すぐ会って誤解を解かないと


悲しませたくなんかない


相葉くん……!






m「わーーすごい!クライマックスだね、翔くん!」


ドン!!   …パチパチパチパチ……

夜空が一層明るく光って 目が眩んだ
はしゃぐ松潤が俺に笑顔を向けてくる





ごめん、


今日は松潤の事だけ考えて過ごすつもりだったのに

ダメだ 俺、相葉くんに嫌われたくないんだよ

相葉くんに…もし嫌われたら……









s「花火終わったら そろそろ帰るか」





チラッと俺を見た松潤は すぐにまた花火に目を戻す




m「うん、そうだね」










人が散り、暗くなった道を二人で並んで歩く

松潤はまだ名残惜しいのか 歩くスピードが遅い
俺は はやる気持ちを抑えて歩幅を合わせた


どこで別れを切り出すかな…






m「…相葉くんのことが気になる?」


s「え?」


m「にのと会ってから 翔くん全然笑わなくなった」


s「…」


m「そんな翔くんといても楽しくないよ」


s「……悪い、俺…」


m「謝んないで。今日は、今日だけは 他の人のことなんて考えないでほしかった」


s「松潤…」


m「俺が…っ、翔くんの一番になりたかった…!」











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s「ごめん!それは、できない」




m「……謝んないでって 言ったじゃん…」


s「松潤、俺、相葉くんのことが」


m「やめてよ…!翔くんの口から聞きたくない。そんなのとっくに分かってんだよ!」


s「…」

返す言葉が、みつからなかった


m「振られてスッキリしたよ。翔くんのことはあきらめる」


少しずつ松潤が離れていく


今日1日を楽しい気分で終わらせることなんて 最初から出来なかったんだ
あきらめさせるには俺はハッキリさせなきゃならなかった

だけど、

もっと他の形があったはずだ




m「翔くん もう行っていいよ」


s「…っ」


m「行ってよ!!」




俺は一度も振り返らずに 元来た道を走った


ごめん、松潤、ごめん



相葉くんに会いに行く俺は最低だ


だけど、相葉くんに会いたい


相葉くんまで…

傷つけたくないんだ









さっきまで賑わっていた道には もう人がまばらにしかいなかった

親子連れが帰ったんだろう

相葉くんとにのならまだいるかもしれない


手当り次第探して 屋台の間を歩き回った

射的、水飴、お面、型抜き、ハッカパイプ、クレープ、イカ焼き…

似たような体躯の人間は数人いた
だけど、あの茶色く透ける髪と細い首筋を見間違えるはずなかった


どこにも いない





s「ハァ…何やってんだ…俺…」


結局 松潤にも相葉くんにも 嫌な思いさせて…


ーー最低だ




俺はポケットから携帯を取り出し 相葉くんに電話する

頼む、出てくれ



trrrr…trrrr…trrrr…  プッ




三回鳴ったコールのあと電話は意図的に切られた




相葉くん…!


言い訳させてくれ





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いや、違う


ちゃんと伝えたいんだ





相葉くんのことが好きだって



告白…  したいんだ




俺は携帯をデニムのポケットに捩じ込んだ







明日 会いに行くから


だから、 また俺に笑いかけてよ




ねぇ  相葉くん








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つづく。。。