長男の場合、
私が勧めた通信制高校に入学し、
実際に通ってみたら本人にも結構フィットしていて、
学ぶ楽しさに目覚めつつ、
半年経ったら、自分で学習の計画を立て、それを実行するということまでできるようになった。
だけど、
「勧められて入学したものの、
やっぱり、なんかちがかった」
というケースだって、時にはあるだろう。
私は、そうなった場合は、
辞めて別の道を新たに探せばいいと考えていた。
「やっぱり、ちがかった」という気づきも、
大切な学びだ。
そして、私たちは、いつからだって、やり直せる。
おとなになったって、
おもしろそうと思ってはじめてみたけど、
やっぱり思っていたのとちがかった、
なんてことはザラにある。
だけど、おとなは、
こどもがそれをすることを
許さなかったりする。
私は、それはおかしいと思う。
「親が勧めた」場合は、余計にそうなる確率は上がるはずだ。
そこには、親の期待や意図が入りがちだから。
そして、こどもが自ら選んだ場合にも、
こうしたことは起こり得る。
ルートはひとつじゃない。
私たちは、360度、どこへ行くこともできる。
まずは、おとなが、そのことに気づくことが大切だと思う。
親が知っているルートだけが、ルートではないのだ。
最終的には、
自分で自分の進む道を選ぶことが、
何より大切。
どんなときも、そのことは忘れずにいたい。
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