大阪ロフトプラスワンウエストのイベントを終えて | それら全て愛しき日々

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新実智光の妻です。

11月20日土曜日19時開始、大阪LOFTプラスワンウエストにて、
ニポポさんプレゼンツ『元信者、新実智光死刑囚の妻が語る!オウムの裏話』で、ニポポさんと、オウム真理教元信者の沢木晃さんとご一緒させて頂きました。

こういう表現で良いのかわかりませんが、三時間ずっと楽しかった。

ニポポさんから企画のお話を頂き、誰がわたしの話なんかを聞きたいんだろうという不安もありましたが、大丈夫と自分に言い聞かせて当日を迎えました。

そして事件前から事件後(1991年から1997年まで)に信者だった沢木さんが共演してくださったことは、大変心強いものでした。

わたしは事件後入信のため、一連の事件があったあの時代にオウム真理教にいなかった、なのでわたしが当時のオウム真理教を語ることは違うよなあ、と思うのです。

どれだけ情報を得ても、百聞は一見にしかず、です。

それは例えて言えば、夫と面識がない方々が、夫をニュースやネットや本で見て、こうゆうやつだったんだろうな、といくら推測しても、結局すべて推測なんですよね。

夫の本当の姿とは程遠い時が多々あります。
11年以上夫と時間を共有しましたが、それでも全てわかっていたわけではないのに、世間に出回っている情報を見聞きしただけで、何がわかるのかな?といつも思うのです。

とゆうわけで、前置き長くなりましたが、沢木さんに大変助けて頂きました。

そして、沢木さんは95年当時のニュース映像、95年以前の教団雑誌をお持ちだったので、資料もすべて準備してくださりました。

イベントが始まる時、今日はサポートする、と言ってくださり、安心して終始ニコニコしていられました。

沢木さんのご友人がキリストのイニシエーションのLSDで亡くなられたお話のときは、当時の教団の当たり前や、空気はこうだったのか、、となんとも言えない気持ちになりました。

沢木さんが脱会後の心境について

「団体による信仰じゃなく犀(さい)の角のようにただ独り歩め」「自灯明」
について語り、

「自分は仏教の流れとしてオウムを考えていたから、麻原さんは別としてお釈迦さまにも関心がある、そして仮に歴史上の実在した釈迦が当時の日本に存在したら例え末法の世だとして麻原さんと同じ救済活動(ヴァジラヤーナ)をしただろうか?と考えると、とてもそうしたとは思えない」

と仰せでした。

つづく