皆さま、こんにちは。
うちのお兄ちゃんは、
25歳の自閉症青年です。
言語発達面に
困難を抱えていますが、
毎日、感情豊かに成長中です。
3歳違いの次男君は、大学4年生。
マイペースに成長中です。
お兄ちゃんは、言葉だけの指示は
なかなか理解が難しい面があります。
紙に描いたモノなら、いつでも
見直すことができるので
困った時は見てくれます。
宿泊キャンプなどに参加する時は
いつも、予定がわかりやすいような
写真入りの予定表を作って
持たせていました。
付き添ってくれた方が
「よく見てましたよ。」と
教えてくださったので
役に立ったのかな。
次男も自分の修学旅行とかには、
「僕も作ってほしい。」って
言って来てました。
手順書がないような小さい家事は、
口頭の説明だけより
一緒にするのが効果的です。
新しい行動・家事などを教える時は
対面でなく横に並んで
同じ向きで一緒に行いながら
説明することで理解しやすいようです。
ちょっと前、教えたマスクの洗濯も
教えた後二日ほど声をかけたくらいで、
ふと気づくと帰宅したら、自分で洗面所で洗って
物干しに干しに行ってました。
(あら
身についてるわ~。)
もちろん最初は、一緒に洗いながら
水で全体をぬらす。
洗剤を付ける。
口にあたるところをもみ洗いする。
広げて汚れが取れたか確認。
泡が出なくなるまでよくすすぐ。
最後に流水ですすいでぎゅっと絞る。
広げて、洗濯物干しにかける。
ゴムの部分を洗濯ばさみで止める。
等、すすぐ回数、絞る強さ、
洗濯ばさみの止め方などを
様子を見ながら確認しつつ
教えていきました。
注意されてると感じないように
端的に、手順を説明する口調で。
お兄ちゃんは言葉の内容よりも
口調の強さや声の大きさに
敏感に反応するようなので
できるだけ淡々と話します。
お兄ちゃん用の布マスクは
3枚いつもの場所にかけていますが、
お気に入りがあるのか
毎日帰ってきては洗っているようです。
えらいわぁ。。。
他にも、変わらずやってくれているのが
窓ガラスの結露取り。
ごみを集めて、ベランダに出し、
新しい袋をセットすること。
タオルたたみや、洗面所の定位置へ片付け
食事の時の、食器のセット
気づけば色々助けてもらってます。
お兄ちゃんは、一度自分の生活に
習慣化したことは、
割ときっちり行います。
習慣化しやすいように
持って行くのがポイントかな。
とにかく褒めたり、
お礼を忘れずに言うことが大事
家事でも遊びでも
何をやるかはいくつかの幅を持った
選択肢を色々増やしています。
すべてやらなければ気が済まないというような
きついこだわりにならず、
ほどほどにゆるゆるなのが
お兄ちゃんの良いところです。
たぶん私が、自分が面白そうと思ったことを
「あれやってみる~
」
「これなんか、一緒にどう
」
って、イレギュラーに慣れさせつつ、
いろんなことに巻き込むせいかも~。
一人暮らしを想定して
小さな家事から一つずつ
苦にならないような量で
自分の身の廻りを整えて
暮らしていくこと。
将来、支援を受けながら生活するにしても
自分でできる事は、
少しでもある方が、
自分の自由が増える気がします。
誰かがやってくれるのを待つよりも
自分の段取りやタイミングで
家事をやり、遊ぶ時間を確保する。
余暇の楽しみのために仕事を頑張る。
誰かの時間に合わすよりも
自由に自分の時間を使えそう。
一日はどうしたって24時間。
どう使うか、みんな自然と
頭の中で段取りを組んでるはず。
生活ってそういうものだと思うのです。