皆さま、こんにちは。
うちのお兄ちゃんは、
25歳の自閉症青年です。
言語発達面に
困難を抱えていますが、
毎日、感情豊かに成長中です。
少しずつ、コロナ・ショックから
日常へ移行してきているのでしょうか。
小学校の、運動会や
修学旅行の話が
ポツポツ聞こえてきます。
お兄ちゃんの通うピアノ教室で
前の時間の女の子が
「来月の31日は、修学旅行です。」
と、帰り際、先生に話してました。
「行けるんだ~。よかったね。」
と思わず話しかけちゃいました。
運動会も開催する学校と、
今年は中止という学校があるようですし
開催しても、保護者をよぶ or よばない
午前中で終わるように数種目で。
学年ごとに参加、その他の学年は
教室で授業。。。
などなど、学校の先生方も
色々頭を悩ませていらっしゃるようですね。
保護者をよばない、学年ごとって
それ、体育の授業なんじゃ。。。
とも思っちゃうんですけど、
子供たちにとっていい思い出になる形が
作れればいいですね。
同年代の子ども達と過ごす
貴重な学齢期。
いい思い出も、嫌な思い出も
たくさん経験する
独特の世界です。
お兄ちゃんの運動会と言えば。。。
運動会前の長~い練習が
思い出されますね。
本番は、もうほんの一瞬で
どこの家庭も、
我が子が駆け抜けるその一瞬を見ようと
カメラを構えてましたねぇ~。
(どの親御さんもそうでしょうが)
他のお子さんのことなど、ほぼ意識の外
遠くに集まる子ども達の集団の中から、
不思議と見つけられる我が子の姿
お兄ちゃんは、本番の人の多さに
(こればっかりは事前の練習ができない)
目を奪われるのか、
かけっこなどの時も
保護者席のあたりで途中で止まって、
ニコニコ見てましたねぇ。
「あ~。やっぱり気になるんだね~。
保育所の頃からそうだもんね~。
みんなと参加してるだけえらいわぁ~。」
私も予想の範囲内だったので
そんな感想でした。
あの大きな音と人ごみの中
できる形で参加してました。
「しんどくなったら、避難させてください」と
支援学級の教室を確保してもらったり、
事前準備も怠りなく。
運動会などの大きな学校行事は
先生方も自分のクラスや、担任の他に、
運動会の係を複数受け持ってるので
支援の手が手薄になります。
どのプログラムの、かけっこなら何列目に
ダンスならどのあたりで踊るのか
事前に支援の先生や担任の先生に
聞いておき、ビデオスタンバイ。
集合や、待ち時間も、支援が手薄なようなら
生徒席の後ろから見ていて、声をかけたり
連れて行ったりと、こっそり手伝ってました。
小~中学校の頃は、
競争という意識がなく、
決められたコースをゴールまで走るって
感じでした。走れただけで立派
小1~2年の頃は、たいてい保護者席の
人ごみが珍しくて、
立ち止まって見てましたねぇ。
競争を意識したかけっこができたのって
高等部の頃かなぁ。
きれいに走っていて感動でしたねぇ。
最近は指相撲も勝ち負けを意識して
挑んでくるし。。。。ようやくかな。
本来は、勝負や競争ってことに、
意識がむかない子です。
一個でも楽しい経験ができたらいいな~。
ダンスなどは、事前準備で
家族も楽しめましたしね。
運動会や学芸会などの学校行事は
ただでさえ、事前からイレギュラーな時間割で
普段とは違うことが続くので
ストレスをためてしまいがちです。
親も子も、過剰に無理をし過ぎないように
過ごせたらいいなぁと思います。