皆さま、こんにちは。
うちのお兄ちゃんは、
24歳の自閉症青年です。
言語発達面に
困難を抱えていますが、
毎日、感情豊かに成長中です。
お兄ちゃんは、とっても真面目なのか
< 毎日やること >
を提示すると、きっちり毎日やってます。
「凄くえらいなぁ。。。」
と、いつも感心する点です。
提示した私の方が、
だんだん手抜きになっていても
お兄ちゃんが、
「自分でやろう」と思ったことは
ほっといてもやってます。
今なら、
朝の検温チェックと表記入
食後と寝る前の服薬
エレベーターホールに置かれた
手のアルコール消毒スプレー
朝の筋トレ、夜の筋トレ
毎日30分くらいのピアノ練習
朝の持ち物チェック
帰宅してからの日記記入
などなど、声かけなくてもしています。
特にきっちりとスケジュールを
決めているわけではないので
自分の都合やペースで
サクサクこなします。
学齢期は、文章を書く事が難しかったです。
言葉の不自由さ、語彙の少なさもあります。
絵日記のなぞり書きからはじめて
(あらかじめ簡単な文章を薄く書いておく。)
夏休みの宿題絵日記などは
写真を撮っておいて
それを見て絵を描かせたり、
一緒に文章を考えたり、
一言日記を書かせてみたり
(今日何をして、どう思ったか?)など
文章を組み立てるために
このカードを見せながら
どういう順番で書けばよいのか
練習しました。
今でも、何もヒントのない所で
文章を作るのは苦手なので
高等部の頃は、
「今日は何をしましたか?」
「楽しかったですか?」
「うれしかったですか?」
などのヒントの言葉で
文章をかいてもらう
報告書形式の日記もやってみました。
高等部でも、実習記録や
実習でお世話になった事業所への
お礼の手紙の練習があったり
毎日ひと言、一日の終わりに
日報を書く練習が
あったりしたことから
< 毎日ひと言、出来事を書く >
そういう習慣が、ようやく身につきました。
家と学校、同じことをやるのは
行動の定着が早まりますね。
家では小学生の頃から、帰宅後に
国語のノートに、
1~2行書いてもらい、
見て、ピカチュウスタンプを押すことを
していました。
そのうち書く習慣が身についたら、
スタンプなくても
さっさと記入しています。
今でも、毎日書いたものを
見せに来てくれます。
そして、一度見についた習慣は
律儀に毎日続いています。
出来事一行日記は、
高等部卒業後も、
毎日続いています。
これらは、上手な文章を書かせることが
目的じゃなく、
帰宅してからの、
「今日は、何したの~?」
と話すための、メモのようなものです。
今は、急に聞いても、
「今日は○○と◇◇をしました。」
と、答えてくれます。
あいかわらず、 「どう思った?」という
感情の記述はないですけどね。
聞くと答えてくれます。
色々なものを提示しても
上手くハマったり、
全然興味が無かったり。。。
気に入った習慣は
自分で選んでいるように思うので
私ができることは、
予備のノートを常時準備したり、
一人でできるような工夫をすることです。
これとは別に、
毎日つけるための表や
検温表など、一時的な記録は、
お兄ちゃんに、私から
「記入してね。」
とお願いし準備しておくと
きちんと協力してくれます。
体温表とか
トイレの回数表とか。。
上手に生活の中に、習慣化できると
色々いいことありますよ。