皆さま、こんにちは。
わが家のお兄ちゃんは、22歳の自閉症青年です。
お兄ちゃんの抱える困難は、主に言語発達面です。
なかなか言葉の意味理解が、難しいです。
お兄ちゃんに算数を教える時は、
まず10の分解・構成から教えました。
小学校一年生の頃ですね。
< 足して10になる数 >
1と9 9と1
2と8 8と2
3と7 7と3
4と6 6と4
5と5
指を使うのも良いのですが、
お家にある卵パックが
ちょうど10枠
そこに100均などで売っている
おはじきや、ビー玉を使って
実際に埋めていくことで
練習しました。
具体物で教える方が、分かりやすいようでした。
「あと、何個あれば10になるの?」という問いは、
難しくても、
10の枠、全部埋めて、
使ったビー玉の数を数えることはできます。
数が大きくなったら
卵パックの入れ物をもう一個並べて。。。
最初はこんなところから
コツコツやることで、
ちゃんと、繰り上がりのたし算
繰り下がりの引き算
筆算もできるようになりますよ。
数が大きくなってきたら、
チョコレートの空き缶を使いました。
USJで買ったチョコレートの缶
ちょうど30個です。
使うのは、ビー玉やおはじきでもいいし、
100均で売ってる、ボルトも、持ちやすくていいかも~。
ボルト、ナットは、将来、自立課題にも使えましたよ~。
無理強いしないで、
できたら褒めて。。。
親も子も、あまりストレスが溜まらないようにね~。
(当時はそれでも、色々あったでしょうけどねえ~)
簡単な計算ができるようになるだけでも、
買物や、生活費の管理など、
将来とっても役に立ちます。
ゆっくり、のんびり、
やっていこうね。