風人の祭2023 in 長崎西海『竹の家』
25年前、西表島から都会に出てきた
ひとりの若者がハジメタお祭り。
その彼の三線の演奏と、その魂の唄で
長崎の西海市にある、竹の家さんの特設会場でも
昨日、心温まる出来事がありました。
ステージ演奏の始め頃に後ろの方で観ていた
車椅子に乗った20歳くらいの男の子と、
そのお母さん。
次第に盛り上がる会場の雰囲気と共に
その男の子も嬉しそうに身体を動かして
ニコニコしながら、手を叩いていました。
誰かが、いつの間にか、手太鼓を手渡し
それを楽しそうに叩いて上機嫌の様子^^
エンディングには、あの奈良裕之さんも登場!
地元のジャンベ叩きのメンバーも加わっての
大盛り上がりの雰囲気になってきて、
ふと、その男の子の方を見ると・・・
何と!一番前の方まで移動して来ています!
そして!!
会場スタッフと近くに居たお客さんに支えられて
立ち上がって
めっちゃ嬉しそうに身体を揺らし
太鼓を叩いているではありませんか〜〜!!
えええええ〜!@0@;
と目を疑うほど衝撃的でした。
車椅子に座っとった子が
立ち上がってるとですもん
しかし、
その横で、若いお母さんも嬉しそうなので
ホッと一安心^^
子どもがやりたいことを
させてあげたいんだな
このお母さん。
あったかい人だな^^
そして、その曲が終わった頃に、
オイは、彼のところに行って
「楽しかね〜♪」
と声をかけました。
彼は、ニヤ〜と
恥ずかしそうに
そして嬉しそうに
笑ってくれました^^
この表情
可愛かったなァ〜
次の曲が始まると、
彼は、今度はオイの方に手を伸ばしてきて
「立たせてくれ!」
と、言葉を話せずとも、
その仕草でアピールしてきます。
立ちたい気持ちが
ビンビンに伝わって来たので、
近くにいた男性の手を借りて、
その子が立つのを支えました。
すると、なんと!
今度は、
ぴょんぴょん跳ねて
踊り始めるとです@@;
もうビックリ連発ww
仕方ねェ〜
一緒に肩を組んで
ぴょんぴょん
跳ねて踊るか^0^;
あ〜コレ
楽しすぎやろ^0^♪
次第に
彼の足元がフラつき始めて来たのを察し、
「ちょっと座ろうか」
と促して、彼に座ってもらいました^^;
お母さんから、
ありがとうございます
ありがとうございます
って歓んでもらえて
親子でいっぱい笑顔の花が
咲いていました。
あとから聴くと、その男の子は
目もほとんど見えていないそうです。
身体が不自由でも
ほとんど見えていなくても
心の奥まで響く音
魂の唄
25年前に、たったひとりで
三線を片手に唄い始めた
西表島から海を渡って
やってきた彼の唄は
やっぱり
いつ聴いても
心揺さぶるアツさ、
そして、温かさがあります。
抽象的なことを書きましたが、
昨日の日曜日に長崎で開催された
『風人の祭』は
とても素晴らしいステージになりました。
シャイな長崎の田舎の人たちが
最後には、みんなで立ち上がって
笑顔で踊っていました。
車椅子の男の子が
思わず立ち上がってしまって
踊っている姿は
固くなってた人の心を
溶かす力があるのですね^^
ひとり一人に
誰かの心を動かす力はある
ONE can make a difference
風人の祭の発起人である
西表島出身のまーちゃん
エイサー演舞のひゆりちゃん
(まーちゃんの長女)
ギターの熊本聖也くん
演奏家の奈良裕之さん
西海市のジャンベ叩きの有志の皆さま
そして、会場のみんなの笑顔と歌声と拍手
青い空、白い雲、緑の森に包まれ
みんなで手仕事で編んだ大綱と
目には見えないけれど、
土地の神さまやご先祖さまや
精霊たち。
森の生きものたちも一緒に
魂が歓んでいたよね!
と言えるような
とても素晴らしいお祭りでした
この星に
『音楽』と『祭』があって良かった^^
***
そうそう
たった一人で始めた
小さな紙芝居
『空色のカマキリ』が
大型紙芝居になったのは、
まーちゃんが
「この紙芝居でっかくしてさ
『風人の祭』のステージで
みんなに観てもらいたいなぁ」
と言ったことがキッカケです
15年前、
風人の家に集まった
仲間たちの協力で生まれた
大型紙芝居なのです
まーちゃん、風人のみんな
ありがとうね〜^0^/*
***
車椅子の男の子は
Sじろうくんという名前でした。
オイの名前は
たけじろう ばい
よろしくね〜!
と固い握手を交わして
お友だちになりました^^
Sじろう君
お母さん
ありがとうね〜
***
以上、風人の祭 in 長崎西海2023
の報告でした♪