平野良&村田充によるAチームの公演を観てきました。
1月12日と13日の公演の2回。
まずいつも申している通り私は考察とか上手に出来ません。
自分の考えを伝える事と人の考えを読み取る事は別物ですからね…!
初見終了後まず思ったのは、夜彦生きてる?
終演後会場にいた仲間とちょっとお話して、んなるほどそんな考え方もあるのか~と色々な視点の発見。
ハッピーエンドかバッドエンドか、はたまたメリーバッドエンドか。
朝彦は確実にあの歳まで生きてたろうなって思うけど、ラスト後向こう側へ行ってしまうような気もしてる。
そうすると朝彦夜彦は幸せ(二人にとっては)だけど、朝彦の家族はきっついよなあ…。
夜彦は躁鬱になった朝彦の妄想の人物で存在しないって線も考えた。
椅子が一個なのはそれを示唆しているのかなって。
父の自殺の現場を見てしまった朝彦が解離性同一性障害を発してしまったのかな、と。
でもそうすると学生時代のエピソードがあまりにも具体的過ぎるし、可能性としてあるとはしても低いかなあ。
他の人の考察で以下のパターンもあるか、と思ったのがこちら。
①朝彦と夜彦、二人とも生きていてラスト後心中
②夜彦は17歳のあの時既に死んでいて、朝彦は夜彦の30歳の誕生日を祝って死ぬ
③二人とも生きていて純粋にハッピーなエンド
①は正にメリバ~~~~~~!!!!!!!
二人の世界は確かに幸せ…でも辛すぎる…
落ちる時と倒れる時の音は違うから②はどうかな…とも思うけど、ラスト夜彦の「早くこっち来いよ!(うろ覚え)」が上の方から聴こえたと言ってる方がいて、そうすると一番有りな気もしてる。
朝彦がハッピーバースデー、って呟いて屋上から…
そんなその後を想像してなんか勝手に胸がギュッてなりました。
ハッピーエンドが一番救われるかなあ。
でもあんまり大きな声で言えないけど私はメリバもバドエンも大大大大だーいすきなので②のパターンが一番好きかな。
漫画でもそうなんだけど、読了後「なんで…」って言いたくなるようなラストの方が心に残りやすい。
ハッピーエンドはあまり記憶に残らないタイプです。
ハッピーエンドも好きなんだけどね。
観客に解釈を委ねるお話、って事でいいのかな?
二人の生存についてばかり考えてしまうけど、劇中も色々思ったなあ。
小さな木の実ってこんな怖い歌だったっけ…
でも見ていて、あああるある、あの時代って、学校内での偽善ってあるなあって感じました。
リアル世代ではないけれど、なんとなく想像はつく。
冒頭の演出とか、全体的に好きな雰囲気の作品です。
あとやっぱり、平野良くんのお芝居が好き。
後ろを向いて声だけで聴かせてくるとき、ここで泣いてるのかもって思いながら見てた。
そして声音はそんなに違わないのに、きちんとこういう人物を演じているっていうのがわかって本当に凄い。
良くんの抑揚の付け方とか大好きなんだよね~。
プロミネンスがちゃんとしてるからどんな長台詞でも聴き取りやすいし、勉強になる。
2回目観劇のときはオペラグラスで注視してたんだけど、屋上に行けなかった事を懺悔する時いっちばん泣いてたね。
ぐしゃぐしゃじゃん…!
超ぐしゃぐしゃに泣いてるじゃん!!
はーもう好きしかない…
お芝居を観る度に、平野良くんのファンで良かったって心から思う。
観劇初めとしては重め?な内容だったけど観て良かったな。
新しい発見があったらこっそり追記します。
読んでくださってありがとうございました。