なので、世間の秩序というものをなかなか守れない。
自分ルールというものが強くて、一般ルールはおざなりになってしまう。
わざとルール違反をやっているわけではない。
彼の特性であり、個性なのは理解している。
しかし、時に腹が立つ。
逆に私は、秩序に則って生きることが好きな人間だ。
どうしてもどうしてもルールを守れない人が許せない。
本当に嫌いなんだ。
例えば、食事のマナーにしてもそうだし、交通ルールにしてもそうだし。
順番を守らない人も、時間を守らない人も。
こんなふたりがどうして親子になったんだろう?
神様もおもしろい親子のマッチングをするものだと思う。
天に試されているような気がしてならない。
~今日の息子~
①息子が鞄に制服をくしゃくしゃに入れたまま帰宅して、その鞄をそのまま放置して遊びに出掛けた。
(もう、この時点で怒り心頭ですわ)
②更に、遊びに行くのにテニス用のシューズで行ってしまった。
(私もテニス経験者で、テニスシューズはコート内でのみ履くものだと教わってきた。遊びで履くなど言語道断)
③私のラケットケースを無断で借りて行き、そして中に入っていた私のラケットはそのへんの床に無造作に放置。
(自分のラケットケースより使い勝手が良かったそうで、たまに交換している。それは別にいいんだけど、せめて私のラケットを片付けて行けぇぇ)
と、まあ不満が重なり。
ものすごくイライラした。
たぶん、他人からしたらどうしてこんなことでイライラするの?と、言われるかも知れない。
何て言うんだろ、自分で言うのもなんだけど曲がったことが嫌いなんだよね。
だからなのかな、
ものすごく生きづらい時がある。
周りを気遣い過ぎて疲れるし、損もする。
子供の頃からそうだった。
昔、いつだったかな・・・小学生くらいのとき。
夜遅くに家のチャイムが鳴ったのね。
私の家は国道沿いにあって、夜でも比較的車通りもあるところだったんだ。
母が出ていって、チャイムを鳴らした人の応対をしてた。
玄関を覗くと、高齢の男の人が母と喋っていて、外には車が1台止まっているようだった。
しばらくして、母が戻ってきて言い放った。
『今の人さ、車に乗ってる奥さんのためにジュースかなにか甘いものを貰えないかと言ってきたんだよ。ないと言ったら、じゃあ水でもいいからって。図々しいね!断って帰って貰ったよ』
あのとき、私は母にがっかりした。
ジュースは出せなくても水くらいあげたらいいのに。
もしかしたら奥さんの具合が悪いのかも知れなかった。
甘いものと指定してきたのは、低血糖を起こしていたからなのかも?とか。
じゃなければそんな遅い時間に見ず知らずの家のチャイムなんか鳴らさないよね。
しばらくの間、苦しかった。
母に対してがっかりしたのもあるし、あのご夫婦が心配だったのもある。
今も不意に思い出して・・・
あのご夫婦にうちの母が申し訳ないことをしたかも知れないと思うことがある。
消えればいいのに、こんな記憶。
いつまでも引きずっているから病んじゃうんだろね(笑)
でも、母に対してはこれ以外にも色々とあるのでひとつ記憶が消えたくらいではどうにもならないんだけどね。
『くそ真面目』
私の欠点でもあり、長所でもある。
備わらなければ良かった私の性格のひとつ。