占い師の上野山順子です。
50代の方の話しや悩みをお聞きすると、
両親や、周りの大人にとって「良い子でいることが当たり前」と育ったまま、
今も子供の頃の約束を守っている方が多いと感じることがあります。
例えば、グループ内で自分の意見を言いたくても「私のワガママだと思われたら困る」と、感じ黙ってしまう。
「周りの意見に合わせた方が波風が立たない」と、子供の頃から自分が目立つのを避けてきた。
今、世の中が以前の「黙って周りに合わす」というような価値観とは違う、個が尊重される時代になりました。
自分自身が頑なに守ってきた感覚に違和感を持ちつつも「私の何がいけなかったのだろう」の、自分自身を責め、
そして「間違ったことをしてはいけない、良い子でいなくちゃいけない」と、自分に言い聞かせる。
これでは苦しく、行動したくても怖くて動けません。
このような状態を表しているタロットカードがあります。
【ウェイト版タロットカードのソードの8 】
ゆるい包帯のようなもので目隠しをされ、体を縛られた女性が沼地に裸足で立っている。
自分では動けないと思い込んでいる状態。
本当は、この女性が力を入れれば包帯は解け、目隠しも取れ、足は縛られていないので、動こうと思えば動けます。
誰かに「ここにいなさい、ここの方が安全ですよ」と言われ、目隠しをされ、周りの状況が分からないまま、今も守っている状態なのです。
それは子供の頃から親御さんや目上の人に言われた事を「これが正しいことだ」と自分に言い聞かせてきた。
「自分は聞き分けの良い子でいけない」と思ったまま、大人になってもその言いつけを守っている状態と重なります。
確かに今までの人生には必要なことでもあり、自分の家族を作っていく過程や、仕事などに役立った。
しかしこのカードは、もうその思いを手放してもいいというメッセージ。
自分が守っていた価値観を自らの手で解き放つことが可能だ、ということを表しています。
まずは怖さや不安を感じても、自分の目で現実を確かめてみることが第一歩。
自分が感じている違和感と向き合い、最善だと思うことを自身で選択し決断していくことが大切です。
このようにタロットカードは、新たな目線でヒントや必要な情報を伝えてくれるツール。
また手相や潜在数秘術からは、あなたの本来持っている素の自分の姿が分かります。
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