お釈迦様のお話の伝え手 渋谷規子です。

 

骨折後の抜釘手術で入院して3日目

傷の痛みと仲良くなろうと頑張っています。

 

今は歩くと痛いのでほぼベッドの上状態。

パソコンを持ち込んで仕事もしていますが

何を一番しているかというと

 

人間観察=自分の心の観察

 

面会禁止なので

一番多くお会いするのが看護師さん

 

大きな病院なので

たくさんの看護師さんがおられます。

最近はイケメンの若い男性の看護師さんも

いるんです。

それにはちょっとびっくりです。

 

いつも笑顔で話しかけてくれる方

細かいところに気づいてくれる方

丁寧な方

 

平気で名前を間違える方

荒っぽく扱う方

 

仕事の電話をしている時に来られて

私が急いで電話を切ろうとする前に

指をさして体温計を取って計れと指示する方

 

いろんな方がいます。

 

その時に、人間観察というより

自分の心がどう動くかを見ています。

 

仏教を学んでいるので

すべては感謝の気持ちで

「ありがとうございます」

と思えるはずなんですが

 

まだまだ愚か者なので

実際はそうでない時もあって、

 

「えっ、どうして?」 

とか

「それちょっと違うでしょ」 

とか思うこともあるんです。

 

そんな時に

相手に矢印を向けるのではなく

自分がなぜそう思ったのか

自分の心を見に行く。

 

そうするとわかるんです。

 

もっと丁寧に扱ってと

思っている自分がいたり、

 

痛いのをわかってと

思っている自分がいるんです。

 

わかってほしいという

我欲の自分

 

結局、原因は自分

看護師さんではないんですね。

 

イラッとする縁を近づけたのは自分

それが嫌なら、良い縁だけを近づければいい

常に善いことを考え

善いことを行う

善いところを見るようにしておけばいい。

 

それがこの教え

 

 

これは

お釈迦様の前におられた6人の仏様と

お釈迦様を含め7人の仏様が言われた

大切な教えです。

 

諸悪莫作 (しょあくまくさ)

衆善奉行 (しゅぜんぶぎょう)

自浄其意 (じじょうごい)

是諸仏教 (ぜしょぶっきょう)

 

悪いことはせず

善いことは進んでさせていただき

そうして自分の心を清らかにしていくこと

これが仏様の教えである。

 

当たり前のことだけれど

なによりも難しいこと

 

仏教でいう悪とは

善いこと以外全てです。

 

最初はこれを学んだ時は

びっくりというか

厳しいなーと思いました。

 

善いと言われていること以外

すべてが悪

 

そう思うと

昔、これぐらいはいいか

と思っていたことは

全部悪でしたアセアセ 

 

学んだ今は、

今自分ができる

善いと思うことを全て行うこと。

 

行い続けること。

 

そこに邪念は不要です。

 

自分の与えられている役割には

悪はないはず。

日常的にそれを丁寧に行うこと。

 

それが

善い行いを続けるということ。

 

これは今日ラジオの収録で

光静先生が話されていました。

あらためて心に響きました。

 

入院している私ができること

 

看護師さんの態度に対して思うより

それを思う自分の心を見て

諫めること。

 

そして笑顔で看護師さんに

たくさん「ありがとうございます」と

伝えること。

 

私が会社を休んでいる間

仕事を頑張ってくれている

部下や同僚に感謝をすること。

 

入院期間は学ぶこと多しです。

 

無機質な病棟にクリスマスツリー

これを見ただけで心が温かくなります。

これも病院に感謝ですね。

瀧本光静先生のブログ