soraの色 ③(リメイク版) | 空のいろ

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毎日、見上げる空は何色?

(日記をもとに記事にしたのを、ちょい足しリメイク版です)

 

↓プロローグだけ、貼ってみたキラキラ

 

 

 

さて、本編です!

 

 

オープン準備が進むにつれ、ドンドン忙しくなってきた。滝汗あせる

 

 

RARA(仮名)専属デザイナーと、店舗のレイアウトの打ち合わせをしたり

販促部と打ち合わせし、店内に置く植物を選んだり

RARAの商品は衣類、家庭用品、食品とあり…

お菓子やレトルトも扱ってるので、食品衛生責任者の資格を取りにいったり

防火管理者の資格も、とりにいかなくちゃだったり

池袋のマーケットと似てる店舗が、大阪にあると言われて翌日には大阪行ったり。

店の電話番号まで、覚えやすいのをNTTと交渉までしなくちゃらしい。

 

 

『そんな事まで、店長の仕事なんですか泣き笑い

 

 

やること多すぎて、思わず私の教育係となってくれてた大さんに問いかけたところ

過酷なオープン準備も、ワザと店長任せにしてるという。

本社だけで楽々できることを…

あえて店長に、させるのは強さを作るためとか。

この程度の辛さを乗り切らないと

新店の店長は、務まらないらしい。。。ガーン

 

 

今、思うと…私の教育係をしてくれてた大さんは

当時は、何歳だったのだろう…

20代前半の私からすると、30歳以上は皆同じに見えてた爆  笑あせる

とにかく色が黒い人で、クセ毛なのか髪はチリチリ。

遠くから見ると、パンチパーマに見え

K社長の事も、たまにオヤジと呼ぶ…

ヤクザ映画に出てきそうと、コッソリ何度も思ってたキョロキョロあせる

ぃゃ、中身は優しい…THEサラリーマンって感じキラキラ

 

 

当時は、新人店長というのは東京以外…地方で修行をつむ。

早くて、1年で遅くても3年くらいで東京の既存店に戻れる。

ただ新店は、新人店長が選ばれる事はなく

経験を積んだ店長が、選ばれていた。

それらを、全部すっ飛ばした私は…

やはり、何も分からないまま…やるしかなかった。

 

 

頭の中に、常にお祭りのお囃子が流れてる感じ(笑)

 

 

新店の店長の仕事の中でも、1番大変なのが…

オープン前に、K社長を含む上層部の役員達にお店のプレゼン。

 

 

で、このプレゼンが最大の難関で…上層部からキツイ洗礼を受ける。

これは、RARAの1号店が青山に出来たときからの習わしだった

全てが、このプレゼンの為に動いてるようなものだった。

人見知りで喋るの苦手な私は、このプレゼンがなんせ嫌だったww

 

 

『ダメだよ~それじゃ、オヤジは首縦に振らないよ~』

 

 

大さんから、何度ダメ出しされまくった事か。。。

なんだか、軍隊の訓練を受けてるみたいだった不安ガーン

休憩ときも、声に出して喋る練習をした爆  笑あせる

 

 

刻々と、プレゼンの日が近づく…

流されるような日々あせる

 

 

そんな中で、面接した30人のバイトちゃん達が

1日だけ、全員集合する日があった飛び出すハート

この1日で、仕事の説明やら今後のスケジュールの説明…

商品の搬入日が、スムーズにいくように搬入場所などを覚えてもらわなくちゃ。

この日以降は、バイトちゃん達は搬入の日まで

都内の店舗へ、アチコチ研修に行ってもらう。

 

 

なんで、全員集合の1日は貴重な1日でもあったキラキラ

 

 

本当だったら、バイトちゃんへの説明は

社員2人に、任せたいとこだったけど…

私が、RARAの商品知識がないので

発注を、2人に任せてしまって そーとー疲れが溜まってるあせる

可哀想だし、なにより申し訳ない悲しいあせる

よし!

私が、チャチャっと搬入場所の案内くらいするか。。。

 

 

『皆さん、こんにちゎキラキラsoraと申します!』

 

 

私が、面接した…歳の近い、バイトちゃん達

恥ずかしくて、店長だと名乗れなかった。。。

 

 

30人を引き連れて、搬入口まで連れて行く間…

それでも…店長っぽいなと思い、ニコニコしながら

先頭を歩いていた単純な私。爆  笑音符

迷子になりやすいんで、ちゃんと私に付いてきてくださいねぇ

 

 

『ここが搬入口になります

 

 

そう言って、大きな扉を開けたら…ゴミ捨て場だった

あれ?ここじゃなかったっけ?

あくまで冷静に、次の扉を開けると倉庫だった

それでも、冷静な顔して迷路のような業務員用の通路を歩き

扉を開けては、閉めるを繰り返し続けたww

 

 

そう…私の生まれ育った町には

こんな、大きな建物ないのよ汗

 

 

バイトちゃん達は、真面目にゾロゾロと私についてくるけど…

もはや、売り場にどうやって戻るのかも分からなくなってた滝汗あせる

 

 

そもそも私…もの凄い方向音痴なのあせる

 

 

教えなくちゃいけない場所が、沢山あるのに

一か所も案内できないまま…

後ろからついてくる30人が、急に凄い圧迫感に感じるあせる

『誰か、帰り路しらない?』って訊きたいけど

…立場上、訊けない。。。

 

 

だんだん…途中で走りだし

逃げ去りたい気持ちになってきた爆  笑あせる

 

 

『ちょっと…ここで休憩しましょうかラブラブ

 

 

もちろん、休憩室に案内できたワケじゃない。

散々歩き回っただけで…突然の休憩宣言したもんだから

全員の顔に、ハテナ?マークが出てた(笑) 

当然だよね…何もない廊下だもん。。。

 

 

私は、いつもここで休憩してるのみたいな顔をした。

バイトちゃん達に、見つめられ…

更に、ニッコリしてみたけど気まずい。。。キョロキョロあせる

 

 

頭の中では、祭囃子が高らかに鳴り響いていた

…逃げたい(笑)

 

 

その時…偶然、新入社員の男の子が通りかかった!

…助かったあせるあせるあせる

 

 

迷子になって1時間後…

 

31名は、何も学ぶことなく無事に救出された(笑)

 

 

 

つづく

 

 

コメ欄、とじまーすキラキラ