私達の結婚を祝う会には、元夫の小学校からの友人10人が集まってくれました。


私の両親に未報告であったため、結婚式は行わないことに決めました。

そんな事情を知った元夫の友人達のご厚意によりお祝いの会は開催されました。


その中に山川さんと言う10人の中で唯一既婚者の男性がいました。

山川さんもちょうど一年前に授かり婚をしたとのことで、同じような境遇という事もあってか、いろいろ気にかけて下さり、また私達も山川さんに話を聞かせてもらいました。


山川さんの結婚式は盛大に行われ、元夫も招待されたのですが、そんな話をしている時、山川さんは元夫に質問をしました。


山川さん

「アミちゃんのご両親にはいつ挨拶に行くの?」


元夫

「あまり自分のこと良く思われていないから、行きづらいんだよね。」


山川さん

「でも子どもも産まれるわけだし、そんなこと言っていないで行かないとだめでしょ。」


元夫

「うーん…」


山川さん

「結婚するなら当たり前のことだよ。近いうちに絶対行くべきだって。そうしないと、アミちゃんも安心して出産できないよ。」


元夫

「うん、そうだね。近々行ってみるわ。」


山川さん

「うん。早く行かないと。ご両親の為にも、アミちゃんの為にも。」


私は内心、山川さんに「よく言ってくれた!ありがとう」と思いました。

私は、元夫は逃げているだけだと思っていたからです。


山川さんから言われたことを機に、私達は両親へ挨拶に行くことにしました。


最初から大反対だった元夫との交際。

両親には内緒で交際を続けた結果、妊娠。

どう考えても、私の両親が結婚をスムーズに認めるわけがありません。


そして…

予想通りの展開になるのです。