元夫へ妊娠を伝える日がきました。


私は赤ちゃんが出来た嬉しさと、両親から離れられる嬉しさとで、喜びに満ち溢れていました。
そして、元夫も喜んでくれるに違いない!と疑うことなくワクワクしながら元夫の迎えを待ちました。

その日は、車で1時間ほどの所にあるショッピングモールでデートをしました。

映画を観たり、ショッピングをしたり、食事をしたり。

元夫へは帰り際に伝えようと計画していたので、この間、私は嬉しさが顔に出てしまわないよう、ついうっかり言ってしまわないよう、常に気を張っていた為、元夫の話が全く頭に入らなかったのを覚えています。


そして帰る時間になり、私の祖父母宅へ向かって車は走りだしました。


ついにこの時がやって来ました!


私は気合いを入れ、

「あのね、話さないといけないことがあって…」と切り出しました。

元夫は「えっ⁉︎ 何?」とちょっとビックリした様子でした。


私は続けました。
「最近、体調が悪いって言ってたじゃない?実は妊娠したみたいなんだよね。」

元夫
「え⁉︎うそでしょ?」

「もう検査したの?」
と焦っている様子でした。


「うん。陽性だったよ。」


元夫

「検査で陽性でも間違いってこともあるんじゃない?」

「絶対とは言えないんじゃない?」

「えー、どうしよ…」

「何かの間違いじゃない?」


喜んでくれると思っていた私の期待は裏切られ、元夫からは認めたくないような否定的な発言ばかりで、私は悲しくなると同時に怒りが湧いてきました。