母の顔色を窺いながら問いかけに答える私。
私が答える度に険しい顔をする母。


中でも、母が1番険しい顔をしたのは学歴でした。両親は大学卒業以上の人しか交際を認めてくれないのです。


元夫は該当しない人でした。


その後、父も一緒になり

「絶対認めない」「絶対上手くいくわけがない」「早く別れなさい」等、散々否定され、猛反対されました。


不安的中でした!

こうなることは、私の過去の経験から予想出来ていたのです。


私が高校生の頃、2年ほど交際していた人がいました。私は大学へ進学する一方、彼は就職をすることになったのですが、両親がその事実を知った途端、交際を続けることに猛反対しました。

そのことを彼に正直に話したところ、「仕方ないよ。大事な娘さんだから変な虫が付いたら困るってことだと思う。なんとか認めてもらうよう頑張るよ!」と言ってくれました。

彼は本当に優しく気の利く人で、周りからも信頼される人でした。

そして彼のご両親も事情を知った上で応援してくれました。

しかし、そんな彼と親の間で板挟みになり、だんだんとしんどくなってしまい、まだまだ親に頼らなければいけない身分の私は、本心とは裏腹に彼との別れを決めたのでした。

ただ、本当は大好きな彼に自分から別れを言う事が出来ず、嫌われるような態度を取り、結果、彼から別れを告げられました。


この高校時代の失恋は、ものすごい未練と後悔が残りました。

この経験から、自分の幸せは自分で決める!もうあんな辛い思いはしたくない!親に反対されたら家を出る!と決心したのでした。