この頃アンソロジーを

読むことが増えています。

普段読まない作家さんの

作品を気軽に読めるのが

よいです。

 

この本をよむ前に読んだ本が
原田マハ「旅屋おかえり」
NHK BSでドラマ化されると
コマーシャルで見て、
読んでみました。
初めましての作家さん
ベタでした。
 
展開が早いし、泣けるし
風景もよいので
確かにドラマ向き
 
その後NHKで再放送された
ドラマも見ました。
原作からかなりアレンジされていて
さらにベタがパワーアップ
主人公の安藤さくらの
わざとらしい笑顔も鼻につき
本もドラマも続編があるようですが、
もういいかな。
 
こういうことがあるので
アンソロジーで初めまして
とするほうがよい。
 
というわけで
注文の多い料理小説集
よく見かける作家さんがずらり
どれもとても短い短編です。
 
ほとんどが初めましての
作家さんでした。
 
柚木麻子 料理は創作寿司
テンポの速い、働く女性の心を
ぐっとつかむ良品です。
 
伊吹有喜 料理は塩結びと
水だし緑茶
料理のように飾らず淡々とした
文章で、これも良品です。
 
井上荒野 料理は家庭料理ですが
どれも手の込んだ一品です。
小説家の家庭のできごと
独特な雰囲気ですが、
これも良品です。
坂井希久子 料理は江戸の上菓子
大好きな作家さんです。
色とりどりの着物、お菓子
短編とはいえ世界観ができていて
続きを読みたくなる良品です。
 
良品が続いてラッキーと思っていたら
中村航 料理は富山の居酒屋など
深野野分 料理はカレーなど
この2作は私はいまいちでした。
 
最後にきて残念と思いきや
最後の作品
柴田よしき 料理はパン
50代の女性が主人公
心情がよくわかり
ハッピーな終わり方でほっと
しました。
これも良品。
 
また読みたくなる作家さんが
多くてよいアンソロジーでした。