朝ドラ「エール」は音楽家の話しなので
色々な曲が流れてきます。
先週の「紺碧の空」はしばらく耳について離れませんでした。
今週は音楽学校でのオーディション
オペラ「椿姫」のアリアを一節歌っていました。
有名なアリア「そは彼の人か~花から花へ」
最初は重い暗い曲からはじまり、だんだんと
軽くて音が飛び跳ねるような曲へと変わっていき、
とても技術の必要なアリアです。
夏目さん役の小南さんはさすがの歌唱力
中低音の箇所をよく通った声で感情を込めて
歌っていました。
ほかの生徒さんも何人か1フレーズ歌っていましたが、
皆さん声楽を習っていた方なのか、お上手でした。
ただ、音さん役の二階堂さんは、高音はでていたものの・・・
家人は、なんであれで受かるんだ、と首を傾げていました。
確かにオペラの発声法とは違います。
でも、あのアリアを一節でも歌ったのですから
相当練習されたのだと思います。
柴咲コウさんも以前に「ジャンニ スキッキ」を歌っていましたが、
やはり高音はでているけれど、
ちょっと苦しそうに聞こえました。
どこが違うのでしょう。
高音が出ればよい、というものではなく、
声の響き方がまったく違うのだと思います。
というか、二階堂さんや柴咲さんの声は
響きがない、という感じです。
オペラの発声はベルカント唱法といわれます。
全身をバランスよく使って発声します。
ただ裏声で歌う、というのとは基本的に異なります。
声を体全体で支えて、無理なく発声する、という感じでしょうか。
対して、二階堂さんは横隔膜の自由な動きや
それを全身で支えることができていないので、
どうしても喉だけの頼りない声になってしまっています。
以前のイタリア歌曲ならそれでも何とか聞けましたが、
アリアとなるとやはり無理がありました。
でも、女優さんがそこまでの訓練を積むのは大変でしょうし、
時間もかかります。
それに一度その歌い方が身につくと、地声で歌うのに
苦労するかもしれません![]()
声楽専攻の半数の人はカラオケが苦手、とか。
地声で歌うと音程がとれなかったりして
普通に地声で歌えないんですよね![]()
それにしても発声は奥が深すぎます。
ドラマで歌を聴きながら、今更ながら
発声法について考えてしまいました。