先月から、試験などの直前にレッスンをお願いされることが多くなっています。季節柄なのでしょうね。
研究生の方で以前にも不定期で何度かレッスンには来られていたのですが、少し合間があったところで「3日後に試験なんです」とレッスンに。発声などやりたいことはたくさんあるけれど・・・3日ではゆっくりしている訳にもいかず。
課題曲の重要ポイントを押さえてそこを重点的にレッスン。試験では緊張で声が出なくなったり喉が詰まったりするので、特に高音や音を長く伸ばす箇所で、いかに身体の力を抜くか、の練習。
直前でやみくもに歌っても喉が疲れるだけですし、発声や歌よりも、身体の使い方を重点的にレッスンしました。
試験で緊張していても、よいタイミングで手を動かしたりちょっと膝をまげたりすると、不思議とスッと声がでます。
できれば早い段階にそういう身体の動かし方のレッスンをして脳・筋肉に覚えこませ、最終的に極端に身体を動かさなくても筋肉は反応してくれる、というのが理想だと思います。
でも今回は時間がないので。ちょっと目立たないくらいに膝をゆるめたり、手をあげたり。演劇やダンスも課題がある方なので、少し動いて歌うくらいでも大丈夫でしょう。
定期的にヴォイストレーニングに来られているかたもコンサート間近。もう間に合わない
とちょっと悲壮に。すいません、私の力不足で。
すぐにできる、中音域を柔らかい響きで伸ばす方法ないですか?ということだったので、顔の筋肉を使う方法をやってみました。声を出す瞬間に少しだけ上唇を前歯にかぶすようにします。そうすると鼻腔にうまく響いてくれます。響いたらすぐに唇をもどし後は息を前に遠くに流していくと、喉で押さずに柔らかい響きで持続しやすくなります。
高音は、口角から頬の筋肉をあげたり目を大きく見開いたりして、自分の一番出しやすいやり方を探ってみました。表情筋は普段動かさないので、急に動かしてみてもなかなか難しいものですが、歌うには必要な筋肉です。
鼻腔が大きく開いて響きやすい状態になるのが目的です。
唇のまわりも筋肉です。唇はしゃべったり食べたりで動かす部分なので、割りに対応しやすいところです。
「えっこれだけで歌いやすくなった
練習します、こんなテクニックがあるのですね」テクニックといえるかはわかりませんが、実はよく使っています。
先週はカラオケ苦手な男性。来週社員旅行で絶対カラオケ行かされるので一曲だけ歌えるように
。この頃の歌は音域が広くて選曲が難しく。高音の少ない歌を選びつつ、座って歌うときの身体の動かし方を。
高音を出す時は、カラオケでは顎をひいて高音を出す時にお腹をまるめるように重心を坐骨より後ろにのせると、喉の力がぬけて腹筋を使いやすくなります。座ってタイミングよく重心を動かす練習を。
なんだか不思議なレッスン風景になってしまいました。
皆様本番成功しますように。深く呼吸をしてリラックスして楽しんで歌ってください