加藤俊朗&谷川俊太郎の「呼吸の本」読みました。一言一言が大切に書かれており、心に溶け込んでくるようでした。付属のCDも、加藤メソッドのレッスンが収録されており、CDに合わせてレッスンを体験できました。身体がすっきりし、このところほぼ毎日やっています。
声楽のレッスンでは腹式呼吸を最初にやるのですが、鼻で呼吸することが難しい人がたまにいます。呼吸は寝ていても休むことなくしていることなのですが、意識してすることはほとんどありません。歌うためには普段よりも息をたくさん使いますし、深くしなければなりません。でもなかなか難しいものです。ヴォイスセラピーでもほとんどの時間を呼吸のワークに費やしています。呼吸をみつめることで自分の身体の状態や癖が見えてきますし、深く呼吸をしていくと心をみつめていくことができます。この本に同様なことが書かれていて、私のやっていたことも間違っていなかったのだ、とあらためて確認できました。
谷川俊太郎さんはねじめ正一さんと10年ほど前にテレビで「詩のボクシング」で対戦されていたのが、とても鮮烈に記憶に残っています。歯切れのいい口調ときっぱりとした単語で、ねじめ正一さんをねじふせていた、ように思います。あれはすごかった。あれほど自分の言葉に自信をもって語ることができるのは、言葉と真摯に対峙してきた裏づけがあるからなのだろう、と圧倒されました。ブログを書いていると自分の単語の少なさと文章力のなさを思い知らされて情けなくなります。
「呼吸の本」お勧めです。