努力すればなんとかなるかもしれない。
そんなこと。
それは思い通りにしたいというエゴなのか、それとも目的に向かう力なのか。
私自身、どちらとも判断がつかず、手を放せないまま、ずるずると引きずっていました。
虚しく時間は過ぎ、ものごとはうまく噛み合わず、ただ、ただ、焦燥感にかられていました。
この事態をどうしたらいいのだろうかと思ったとき。
私は痛みを感じたくないのだと。
それを感じないようにするために、抗って何かをしようといていたのだとわかりました。
事態を改善するために、努力をするのはいいけれど、痛みを感じたくないために、動こうとするのはポイントがずれていたなと。
なのでその痛みをじっくり感じてみました。
ケガをしたわけでもないのに、ズキズキ胸が痛かったです。
無力感。
思い通りにしたいというエゴ。
自分の純粋な気持ちが通じないやるせなさ。
悲しみ。
途方に暮れた気持ち。
自嘲する気持ち。
色々な気持ちを痛みと共に受け容れたら
どうにでもなるさ
という手放しが起こりました。
命に関わるわけじゃない。
最悪のことになっても、そんなに大したことないじゃないか。
どうでもいいわけじゃないけれど、仕方ないよね、
努力しても、うまくいかないのなら。
というサバサバした気持ちになれたのです。
人は目の前の痛みから逃げるために、あれこれ動きたくなるものですが、逃げずにその痛みを味わえば、長く苦しまずにいられるのです。
改善のためにできることは今も淡々とやっています。
焦りや苦しみは無くなりました。
その思いを感じ切ったことで、そこにとらわれなくなったのです。
頭で感じると、焦りや苦しみとなります。
体で感じると、胸は痛かったですけれど、イライラとした気持ちは無くなりました。
体で感じるということには、こんな効果もあるのかと思った出来事です。
11月15日に観音舞伝え手
北井一美さんの
体と心のお話会を開きます。
体と心とのつながりのお話を、こちらからの質問に答えていただきながら伺えます。
優れたボディワーカーであり、体と心をみつめる観音舞の伝え手の一美さんは、体と心について、途方もない引き出しをお持ちです。
今回の私の悩みも、相談していたらもっと早く適切な答えが出せたのかなと思います。
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