【4/2(日)より開催】自由が丘のアランデルさまにて個展を行います | 木製魔術道具作家☆ルーン&オガム マスター☆そらのともしび Official Blog

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北部ヨーロッパの樹木信仰をベースにした魔術道具制作、古代ゲルマンの文字・ルーンや古代アイルランドの文字・オガムを使ったリーディングやリーディング講座を主催しています。

いつもお世話になっている

東京・自由が丘にあります

不思議かわいい雑貨店『アランデル』さまにて

個展を開催することになりました。

 

 

         そらのともしび小個展2023

植物魔術研究所

期間:2023年4月2日(日)~23日(日)

場所:不思議かわいい雑貨店『アランデル』

 

アクセス:東急東横線自由が丘駅徒歩10分

     東急目黒線奥沢駅徒歩2分

 

住所:東京都世田谷区奥沢3-44-3

営業時間:11:00~18:00

定休日:毎週 火・水

 

樹木を含めた、植物魔術の研究発表的なテーマで

さまざまなアイテムをご用意しています。

 

【リネンサシェ(3種類)】

 

リネンの小袋に

3種類の香りの魔法を詰め込みました。

 

クローゼットに吊るしたり、

引き出しに入れたり、ポーチなどに

忍ばせたりして香りをお楽しみください。

 

袋をリボンで結んでいるタイプなので

香りが薄くなったらお好きなアロマオイルを

足したり、違うポプリと入れ替えることが

出来ます。

 

【オガム文字と樹木暦 A4クリアファイル/ポストカード】

 

いわゆる『ケルトの樹木暦』として知られている

樹木暦について調べた事の

研究発表的冊子がついてます。

 

樹木暦(Tree Calender)をインターネットで調べると

日本語だと『ケルトの樹木暦』として

紹介されていることが多いと思うのですが

実は、このいわゆる『ケルトの樹木暦』の誕生は

古代ケルトの歴史的事実とは関係なく

1970年代前後(もしくは以降)と

比較的新しくつくられたものだったんです。

 

(『もっと違うところに起源がある』と

主張する人々もいるのですが、

今のところ、アカデミアな感じの界隈では

上のような考え方が定説となっているようです。)

 

ケルトについて学び始めた当初は

そこまで知識の探求が追いつかず

『古代ケルトの人々は

樹木をカレンダーにしていたなんて

なんて素敵なんだろう!!!』

と思っておりまして。

 

オガムリーディング講座を行うに当たって

海外の文献を検索するようになった時

『樹木暦は20世紀のイギリスの詩人

ロバート・グレイヴスの閃きによるもので、

古代ケルトとは事実上は関連がない』

という文言を発見し

とてもとてもショックを受けたのでした。

 

(その時のことはこちらにも書いています)

 

そして知らなかったとはいえ、

このブログでも、樹木暦の月々について

まとめたり、樹木暦関連の作品を販売したり

していたので、

(わたしなどの影響力はたかが知れているとはいえ)

間違った情報を広める一助になっていたことが

ずっと心苦しかったのです。

 

海外ではこの話も段々知られるように

なってきているようなのですが

知ってしまった以上

(そして仮にも古代ケルトの歴史を

お伝えする機会がある身としては)

正しい情報をお伝えしたい、と思い

このような形を取ることにしてみました。

 

樹木暦は、歴史的観点から見ると

ロバート・グレイヴスを発端とする

様々な人々の共同作業(?)によって

作られたものではあるのですが

元がオガム文字から閃いたものなので

オガム文字の意味と合わせて考えてみると

なかなか面白かったりするんですよね。

上手く出来てるな!と思うところも

あったりして…

まぁ、上手くいくように

当てはめただけなのかもしれませんが。

 

(オガム文字の占い解釈も

言語学的オガム文字の解釈と違っていて

ロバート・グレイヴスの書物から

来ていますしね…)

 

わたしの立場(歴史研究者ではなく

創作活動と自然神秘主義活動を行うもの)としては、

『歴史的には使われていなかったもの=

古代ケルト起源ではないこと』、

『想造(造語です。詳しくはこちら

読んでいただけたら。)の産物』と分かった上で

眺めたり活用したりすることは

特に悪影響などはないのでは?と

現時点では考えています。

 

実際、海外のネオペイガニズム(異教主義)

の人々は、分かった上で季節の儀式や

日常生活の柱として使っている方も多いようです。

 

それで、ロバート・グレイヴスの

最初の閃きから、様々な人々の想いを汲んで

最終的に行き着いた形の樹木暦

デザインしてみました。

 

タイトルも、古代ケルトは関係ないことから

『オガム文字と樹木暦』としています。

 

だらだらと蘊蓄といい訳が長くて

申し訳ありません(-_-;)

ここ数カ月、英語とロバート・グレイヴスの主張と

戦った記録を、読んでいただけましたら嬉しいです。

 

【ルーンの手ブローチ】

 

昨年秋の新宿マルイアネックスさまで開催された

イベントにて、出展した陶器風のブローチ。

 

前回は中身が見えないおみくじ形式で販売しましたが

今回は、文字の意味が見える形にしてみました。

 

それプラス、

【そらのともしびオリジナル ルーン詩】

添えてあります。

 

ルーン文字には、それぞれの文字を説明する

詩節のまとまりが作られていました。

 

文字の種類は、いわゆる

『エルダー・ルーン』という一般的なものの他、

ゲルマンの人々が移動していった先で

発展を遂げたものを含め数種類残っていますが、

その中で現在までに3つのルーン詩が

伝わっています。

 

それぞれ作られた時期ははっきり

わかっていませんが大体8世紀頃~15世紀頃の

中世の時代のもののようです。

 

多少キリスト教の影響がみられるのですが

キリスト教が布教する以前のルーン文字の

解釈が垣間見える、貴重な資料となっています。

 

そのルーン詩の語調とか形式に倣う感じで

オリジナルのルーン詩を作ってみました。

 

(余談ですがこれ、ルーン学習者の方に

おすすめの学習法とも言えるかもです。

意味とガッツリ向き合うことになりますし。)

 

ブローチには、同じルーン文字も複数ありますが

そらのともしびオリジナルのルーン詩は

すべて違うものを添えてあります。

 

お守りにしたいルーン文字や

気になる言葉を探していただいたり

目をつぶって選んでおみくじ的に

楽しんでもいただけるかなと思っています。

 

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まだ撮影が間に合っていないものもあるので

随時ご紹介していけたらと思っております。

 

今年は、諸事情により対面イベントへの参加が

少なくなりますので、是非この機会に

足をお運びいただけましたら嬉しいです。

 

流れ星アランデルさま外観

商店街の中のハッとするブルーが目印

 

流れ星アクセスマップ

 

どうぞよろしくお願いいたしますクローバー