私の所有物件の総部屋数は、現在 40室 を数えます。
賃貸経営を始めてから10年、
地道に積み上げてきた結果、
今のような規模になっているのですが、
未だこの40室が完全満室にはなったことがありませんでした。
それは、
でも、
しかも、この部屋は、
私が購入してからの3年間だけでなく、
ヤマトの完成以来16年に渡り空室が続いている店舗で、
シャッターを開けるとがらんどうのスケルトン仕様です。
私が購入してからの3年間の入居相談の内容は、
■事務所にしたい、
■動物病院をしたい、
■ネイルサロンをしたい、
■フィリピンパブにしたい、
■ネット通販の在庫置き場にしたい、
などなどでしたが、
スケルトンのお部屋に、
玄関を作り、壁を作り、床を作り、天井を作り、
トイレを作り、ミニキッチンを置いて、照明とコンセントを作らないと、
その部屋で過ごすこともできませんので、
そのような最低限の工事をするだけであっても、
150~200万円ほど費用がかかります。
(合い見積もりは何度もとっていますけど安くなりませんね。。)
新たに仕事を始める方にとっては、その資金負担は大きく、
結局、内見があっても他の居抜きの店舗に流れてしまっていました。
「なかなか埋まりませんね。」
というのが管理会社さんとの合言葉になるぐらいの状況でしたが、
つい最近、管理会社の美人営業さんから、
「契約を検討したいとおっしゃっているお客さんがいます。」
との連絡を受けました。
内装の話しなどの条件確認をした後に、
苦節3年というか16年、
とうとう申し込みをいただくことができました!
ありがとうございます!!
しかし、うれしい半面、反省することがありました。
今回の私の例で言うと、
ちゃんと貸すことが出来るお部屋はちゃんと貸して、
必要な小道具はレンタルコンテナを借りて保管していたとすれば、
月に数万円の差額がキャッシュフローとして増えることになります。
この部屋を道具置き場にしないで、
イニシャルコストをかけて、2年前に事務所仕様にしていれば、
今契約するよりも少し高目の家賃で契約が出来て、
もしかしたら、すでにキャッシュフロー上はプラスになっていたかもしれません。
大家さんたるものは、
賃貸事業の経営者として収益機会を先延ばしにしないで、
より収益性の高い方法を目指して努力を重ねることが重要です。
これを良い反省として、これからもがんばります!
あとは、飾らない男の2部屋を埋めることができれば、
完全満室になります。
「完全満室まであと2部屋」
ではまた。