だいぶご報告が遅くなってしまいましたが、愛知県動物愛護センターよりご連絡を受け、野犬のいえやす君を引き出し保護しました。




月齢も2か月過ぎている

いえやす君なのに、何故か現場で兄弟達は亡くなっていたそうです。

原因は分かりませんが、人為的に起きた事ではない事を祈ります。


病院で検査してきましたが

特に異常は見つかりませんでした。


(病院で健康チェック中の、いえやす君)



思えば昭和50年代頃は、まだ日本も戦後の名残りが抜け切れておらず、避妊去勢されず外飼いや放し飼いが当たり前の時代でした。

家の軒下で子犬が産まれたり野良犬ちゃんと言われる子達によく遭遇しましたが、それからは殆ど見なくなりました。



"野犬"は本来、地域に密着した"野良犬"とは種類も違い、野生として生きられる自然豊かな地域で人里から離れ、群れで生活し、自然繁殖を繰り返している犬が野犬と呼ばれています。(好きで野犬になった訳では無いと言う感情論はお話が膨らんでしまう為、この投稿では割愛させていただきます。)

街の中にいわゆる"野犬"と呼ばれる子達が、うろついている現場に遭遇した事は、私は生まれて一度もありません。

聞いてみると学生達やスタッフも里親さん達も殆ど同じご意見でした。ですので皆さんに愛知県は野犬が多いとお話するとビックリされるのは頷けます。


現地を調査しましたが、よく生息するのは食べ物に困らない、のどかな山や海がある地域、それから近くに家畜場があるような所も野犬ちゃんにとっては環境が適しているのか多く生息しています。



保護や殺処分では根本的解決にはならないと私は考えています。海外で協力者様の現地取材のご協力をいただきながら

今、私はあらゆる方達に保護や殺処分ではない別の解決方法をお伝えしています。


普段から沢山の愛護団体さんやトリミングサロンさん達と野犬ちゃんの具体的な対策で意気投合する事が多いですし、現場の行政の方達も本来殺処分など望んでいない方が殆どです。

日本も遅れながらも野犬対策の方針転換をする時が今、来ていると思います。




不安で悲しい経験をした、いえやす君ですが、兄弟の死を、ただここで可哀想で終わらせるのではなく、

今後具体的に動いて行きたいと思ってます。それをせめて亡くなった子達への花向けとして。


いえやす君の応援宜しくお願い致します。


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