レスキューしたワンコ達に押し寄せる病気。
心がポキポキ折れて、
悲しくなったり、やるせなさに無力感一杯の数日でした。

それでも深夜を回っても、やる事だらけで
勝手に休みなく体が動いている感覚になります。



今抱えてる気持ちは
保護っ子達の辛さに比べたら
1000分の1かもしれないけれど


自分の気持ちなんて二の次で
保護っ子が一番頑張ってるのも分かっています。



甘えかもしれませんが
それでもやりきれません。

預かりさんと涙したり
動きながらも無力感で一杯の日々でした。


緊急保護した子達。




左上の写真はセンターで寂しそうにしていて
選定落ちして殺処分予定だった
中型犬雑種ワンコの れいこちゃん。
センターに通う度に
寄って来てくれてました



右上写真キャバリアの になちゃん


この子達が重篤です。

左下のマーリエちゃんは血尿があった為
今から病院で検査予定です


右下のイチロー君は14歳で飼い主の持ち込みにより収容されました。

当会では
過去の分からない子達の避妊、去勢なので
レントゲンやエコー心電図など必須にしています。やり過ぎだと言われる事もあるけれど、
やはり不安で行なっています。


今までも心拡大や気管虚脱や腫瘍など
手術前に気づける事が沢山あるからです。


今回こそ、検査をしていて
良かったと感じた事はありませんでした。




まずは雑種犬のれいこちゃん
推定12歳以上。
預かりさんが 新しい年に相応しく
令和から れいこちゃんにしようと考えてくれました。


避妊前の検査で
レントゲン検査にて肺動脈の拡張が見つかり、
続いてエコーをかけたら右主肺動脈に腫瘤又は血栓が見つかりました。
卵巣には卵巣嚢腫又か卵胞嚢腫も。


肺動脈の腫瘍の厳しさも
血腫の厳しさも、昔、昔、預かりワンコ達から沢山教わりました。
 
手術をしても
例え血腫が問題ない物でも散ったり破裂したり
ショックを起こしたり。
術後麻酔から戻らない恐れも。

腫瘍であっても
血液やリンパの腫瘍が難しい事は分かっていて。

シニアでガリガリのれいこちゃんに
手術なんて出来るはずもありません。



保護して元気だったのは
たった8日でした。

昨夜から嘔吐と眼振。
ご飯も食べられなくなりました。


れいこちゃんは長い間虐待を受けていたと
お話を聞いていた子です。


出来たら楽しく過ごせる日々を
過ごさせてあげたかったけど
叶わないなら
せめて穏やかに最期が来ますように。



そして、キャバリアの になちゃん
メディカルチェックで
心臓に血腫が見つかりました。

レントゲンで心拡大が見つかり、
詳しく検査して頂いたら
エコーで右心房内に血栓が見つかりました。

(心臓の中の血栓2センチに及び、
血栓の場合、手術が可能ですが
術中に飛んでしまう場合や
術中に亡くなる場合があります。
破裂する恐れも。
血栓が悪性腫瘍の場合あり。
確定判断は手術をしないと出来ませんが
手術にはリスクがありすぎます。


心臓部は特に抗がん剤なども効きが悪く、このまま対処療法しかなく
普段の生活でも詰まったり破裂する可能性あります。

心雑音がもう少し出て来た方が血栓が現状維持でいける可能性があるそうです。

例え、心臓が悪くなって来ても
心臓の薬を飲むと血栓に悪い影響を及ぼす可能性がある為、心臓のお薬は服用しない)

になちゃんのような心臓の血栓や腫瘍があった子は
過去にいて。
手術しても苦い思い出があり
手術しなくても苦い思い出があります。

生存率の低さも思い知りました。


になちゃんは耳も長年外耳炎を治療してもらっていなかったので
耳道が全部狭窄してボコボコに腫瘍になってしまっています。

健康だったら真っ先に手術が必要だったほど酷いです。


保護っ子たちの太陽で居なくてはいけないのに
暗闇を歩く日々でした。



でもあの時、保護していなかったら
れいこちゃんは今頃ガス室で

になちゃんは、
きっと突然死でした。



検査をしっかりしていたから
色んな心構えも出来る。

突然お別れがあるかもしれない事も。


幸せな顔を見たくて悲しんでいる保護っ子を迎えに行くのに、



ガス室やひっそり亡くなる最期だけは嫌だけど
こんな形も慣れる事はありません。






右下のシニアのイチロー君も
14歳になって持ち込み。

センターに行った時、手をペロペロ舐めてくれました。

ごめんね、人間が、ごめんね。

迎えに来るからね、と約束して。

こんな風に


スタッフもみんな、お迎えや通院、搬送リレーなど、ここ数日は
走りっぱなしで
頑張ってくれました。

になちゃんも預かりさんのお家で
新生活が始まり、
れいこちゃんは
残された時間を穏やかに過ごします。


二匹とも避妊手術は出来る体ではありません。



今書いている
文章も、現在の自分の心や頭と一緒で全然纏まらず、
書いているだけで精一杯ですが
保護っ子達に平安な時がありますように、と願うばかりです。


皆様へお願いです。

れいこちゃんは、もう既に危篤前の感じですが
になちゃんはまだ、とても楽しそうに病気とは思えないほどです。

保護して、まだたった数日。

どなたか
になちゃんの犬生を幸せな物にして下さる
里親様はいらっしゃらないでしょうか。


になちゃんに優しい時間をプレゼントして下さるご家族が、もしいらっしゃるなら

dog-rescue@sora-chiisana.org

まで


になちゃん希望

お名前

ご住所

電話番号

ご家族構成

希望の動機

をご記入のうえ、メールを宜しくお願いします


どうか、皆様宜しくお願いします。



当会はシニアちゃん、病気治療中の子、

通院中の子達が多数います。

医療費も一月100万単位の時がよくあります。



県内の、行き先の無い子からレスキューしたくて活動していますが

医療費は万年マイナスです。



皆様からお預かりしたご寄付や募金などは

全て今いる保護っ子や新たなレスキュー犬に使わせて頂き、余力残さず命を繋げる為に活動させて頂いています。


皆さま、小額でも構いません。

保護っ子にご寄付いただけないでしょうか。


ワンコたち、頑張りますので

どうか宜しくお願い致します




お振込先


ゆうちょ銀行

【記号】12040 【番号)16480911

【名前】シヤ)ソラチイサナイノチヲスクウカイ


ゆうちょ銀行以外の他金融機関からのお振込の場合は下記

【店名】二〇八 (読み ニゼロハチ)【店番】208

普通預金 【口座番号】1648091

一般社団法人 SORA小さな命を救う会



どうか、宜しくお願い致しますm(__)mm(__)m




れいこちゃんはダルさん預かりで

イチロー君は 預かりスタッフ、ちほさんに



マーリエちゃんは スタッフシーナさんに。

愛くるしい、になちゃん。
この笑顔がずっと続きますように。
になちゃんはシエルちゃん預かりママさんが、になちゃんに寄り添いながら預かってくれます。





みんな、穏やかな日々が過ごせますように



明日は譲渡会です。

今回保護した子達は全員欠席ですが

多数の保護っ子が参加します。


募金箱も置かせて頂きます。

皆様、保護っ子に会いに来て下さいね