山は危険と隣り合わせ。
素人なりにそれはわかっているので、備えていったモノをほとんど全部使い切りました。
タオルも、都会だと無縁な登山用カッパも、フルに使いました。
都会のように思うようにはいかないし、予測不可能なことも当然起こる。
・・・と考えていない人がけっこういました。
バスツァーだからかな?
出発前の、エンジン停止しているバスなのに、「暑い暑い、なんで冷房入れないの?」と
文句を言う人がいる。
…5分も待てないの?
停車中は当然エンジン停止でしょーが。
渋滞に怒る人がいる。
・・・日曜日の中央道が渋滞しないと思ってるわけ?
サービスエリアで迷子になって遅れても、「ごめんなさい」の一言もない。
照れるわけでもなくまったくの無表情。なんだろう?
後ろの席で奥さんとケンカしてたなぁ。。。
整理券をもらうときに並ぶんだけど、俺が先あたしが先で、収拾がつかない。
2列になって・・・って言っても、押し出された人が文句を言う。
「俺が先に来ていたんだ!」
・・・我が家はほとんど最後に行きました。恐ろしいから(*^m^)
もらえないわけじゃないんだからさ。
山のてっぺんで雷雨が来てロープウェイが運転見合わせになって、
それでも文句を言う人がいる。
「雷で落ちてもいいから出しなさいよ!」
・・・落ちてもいいの?ホントに????
避難所と化したロープウェイの駅。
ほとんどラッシュの山手線状態。押すな押すなの大騒ぎ・・・
ここには書ききれないくらい、いろんな思いが飛び交ってました。。。
人間、極限状態になると「素」が出ますね。
娘は、つくづくそれを感じてました。
いろんな人間模様を見て、人生の肥しにしてました。
まぁね、私が全部解説したんだけどね・・・(  ̄ - ̄)
その人の心理状態を(*^m^)
そういうときには、自分はどうすべきなのか。
そうするには、日ごろどんな準備をしたらいいのか。
極限状態で、悪いほうの「素」を出さないために、どうしたらいいのか。
そういう人に対して、自分は何ができるのか。
よーく考えなさいと。
そもそも、人々にとっては極限だったと思うけど、私たちにとっては
そんなに極限ではなかったわけです。
雷雨は来たけど、その雷雨のなかでテント張って、火起こししてご飯つくる
必要はないわけで。(こういう経験してますから・・・)
運転見合わせも一生続くわけじゃないし、売店に行けば食料もある。
ご飯、買えるんですよ? 天国じゃないですか。
渋滞だって、自分が運転するわけじゃない。
この状態以上の極限を知っているから、こんなのは楽なんですよ。。。
娘、ガールスカウトやってて、「心が広くなった気がする」そうですよ(*^m^)
ちょっとのことでは動じないらしいですね。。。
私も、昔のユースホステル経験は役立ってますねぇ。
長距離歩くにも、「あのときの礼文島8時間コースより楽だ!」なんて思いますからね。
若いころに高いハードルを越えておくのは、必要なことではありますね。
経験値アップは、やっぱり必要です。
極限になると、人間の裏が見える。
生き延びるためというわけではなく、ただの自己中心があらわれる。
そして、いまどきの人たちは、その「極限」のレベルが下がっている。
我慢力がなくなったってことかな?
そんな気がしました。
人の裏側を実感した、おもしろい旅でした♪