昨日介護のことを書いたら、父・・・じっちゃんが危なくなっています。
もともと「心気症」という病気で、ほとんどひきこもり生活。
いわば、薬依存症状態です。
あっ、覚せい剤じゃないですよ?
医者の薬依存症。
特に「頓服」と言われる薬。
もう、昔のじっちゃんの面影は全くありません。
あんなにワンマンで傲慢で、反面いくじなしだったのに、
はっきり言っちゃえば「ヘタレ」になってます。
しかも、あんまりかわいくないヘタレ。
人格、おおいに変わってます。
思うに、もう魂はあの世に行っていて、体だけ取り残されてるとしか思えません。
そのじっちゃんが、今日、腰が抜けっぱなしになって、立ち上がれなくなりました。
でもぎっくり腰ではありません。
ぎっくりだったら、びくともしませんからねぇ。
神経系をやられたか、筋肉系の異常。
立ち上がれないから、トイレも無理で大変なことに。
夜中の2時に突然トイレに行きたくなって、でも立ち上がれなくなって・・・
その後の結果はご想像ください。
医者に聞いても、あまり納得のいく答えが返ってこなかったそうです。
かかりつけの内科は、精神科の分野だとばかりに、関わりあおうとせず。
救急車を呼ぼうかと考えたそうですが、思い当たる節が一つ。
薬の飲み過ぎ。
何種類あるかわからないほどの薬を飲んでます。
別に、大した病気じゃないのに。
「・・・の疑い」だけで、大量の薬が出ます。
向精神薬もあります。
たぶん「寝られないから」とか何か理由をつけて、頓服を規定量以上
飲んだのではないかと?
筋肉を弛緩させる薬もあります。
向精神薬と筋弛緩剤の副作用とみています。素人的ですが。
神経と腰の筋肉に来て、腰がコントロールできなくなったと。
薬を取り上げると、依存症だから恐怖ゆえ暴力的になります。
だから、安全のために任せっぱなし。
完全にボケきってはいないので、薬を飲むこと、ご飯を食べることだけは忘れません。
こうなると、ばっちゃんが大変になります。
でも、入院したら余計に大変になることが分かっているので、救急車は呼ばず。
とりあえずは入院して楽になるかもしれない。
でも「生かされてしまう」から、半身不随だろうと意識がなくなろうと、
ずっと続くわけです。
そのほうが地獄だと。
じっちゃんは、どうも逝く時は突然逝く星周りらしいです。
入院したらそれも難しくなる。。。
本人の魂はもう向こうに行っちゃってます。
あえて引き留めたくはないですね。冷たいようだけど。
じっちゃんの中に代理で入っている霊さんはヘタレさんなので、
ヘタレさんのご機嫌を損ねないよう、きちんと逝ってもらわないと、なんです。
そういうわけで、実家は布団1セットボツにして、洗濯大会の真っ最中。
ばっちゃんは夜中の2時に起こされて、その後寝ないで布団の始末をし、
洗濯大会やって、へろへろです。
今後は、「要介護」「要支援」をいかにとるかですね。
介護される側はなんとでもなります。
介護するほうが倒れては何にもならないので、今後は介護サービスを
どう利用するか、ですね。
残念なのは、じっちゃんと人生論を語り合ったことがないことです。
もともと知識はないほう。さらに若いころはワンマンで、逆らうことを
許さない人でした。
自信のなさを暴力や威圧することでごまかそうとする、典型的なタイプ。
今は完璧に分析できますねぇ。。。
こんなだったので、まともな会話ができるはずもなく。
ここ数年で、そうとうなヘタレになり、思考能力が完全に停止しているので、
人生論どころじゃないですね。
新聞も読まなきゃ、テレビも見ない。ご飯食べて寝るだけ。
よくそんなに寝られるな、と思うくらい。
これは頓服のせいで寝ているわけですね。
寝ていれば安心。寝るには頓服。病気怖いから薬。副作用が出る。
悪循環なんだけど、もうどうしようもないですね。
今、やたらとおしっこが出ているそうです。
前立腺肥大の薬で、出が良くなっているうえ、さらに飲みすぎた頓服の毒を
出そうとしているのではないかと。
少しずつ立てるようになっているらしいです。
頓服の毒が出てしまえば、けろっと治るかもしれません。
いまのうちから、介護申請しておかないと、いざというとき役立ちませんからねぇ。
たぶん、じっちゃんとはまともな会話・・・人間の根幹に触れる部分の話を
せずに、見送ることになるんだろうな。
まぁ、その分ばっちゃんとは話してますがね。
娘もいまのうちに、お父さんキタナイクサイ言わないで話をしておいたほうが
心残りがないと思いますねぇ。
まぁでも、父ちゃん反抗期はまだ続きそうです。
そんななので、ちょっと追加で仕事をしようかなんて考えてましたが、
無理っぽいですね。
いつ何があってもおかしくない状況になってきました。
ばっちゃんの四柱推命だと、じっちゃん、来年は危ないそうです。
ピンピンコロリ、はお互いのためになるからよろしくね。
こんなに気軽に深刻なことを書けるのも、あの世があると思うからです。
魂は永遠。
さて、今日はヴェルレクの最終練習。
このレクイエムの本番は、内的には自分のために、外的にはお客さんのために
歌うわけです。
じっちゃんのためには歌いたくないんで、それまではご勘弁くださいませ。
さて、いろいろ準備しまっしょい。