こんにちは。
2020年までにドイツ語通訳案内士を目指す
2児の母モコです。
昨日は雨降りで肌寒い1日でしたが、
わたしの心はポカポカ
なぜかというと
千葉県佐倉市にある
DIC川村記念美術館で
レオナール・フジタ展を観てきたんです
生後5ヶ月の息子を連れて
しかも前から行きたかった川村美術館で、
一度見てみたかったレオナール・フジタ展
わたし、絵を観ることが大好きなんです
特に西洋画、中でも中世〜20世紀の作品。
技法や画材などの知識は全くありません、
絵心もありません、
でも作品と1対1で向かい合って
心の赴くままに感じるあの穏やかで
贅沢な時間が大好きなのです。
3年前に娘を出産してから、
確実に頻度は減りましたが
行きたいものは
有給を取ってでも行っていました。
でも、上野や六本木の有名展は
平日でも入るのに1時間以上並んだり、
館内では人と人の間の隙間から
のぞくように作品を観たり、
有名作品を観るためにまた並び、
立ち止まって観ることすらできず、
ベルトコンベアーのように流されたり、
作品の写真を撮りまくり、
絵を観に来たんだか、
写真を撮りに来たんだかわからないような人、
そういう環境になんとも言えない
違和感を感じていました
違和感の理由は、
絵を観ることが日常から
切り離された遠いところにあること。
美術館に行くこと自体が、
わざわざ行く行為であること。
私が住んでいたミュンヘンは
その点では夢のような町でした。
美術館や博物館が
な、なんと約80個も
あるんです
1つの町に80個ですよ
調べてみたら、
東京都でも100個弱らしいです。
しかもミュンヘンの面積は310㎢。
日本で同じ規模の町というと、
高知県高知市
鹿児島県奄美市
両方とも行ったことがないので、
正確にはわからないけれど、
この市に美術館が80個
まずないでしょう
どれくらい恵まれた環境かが
わかりますよね。
特に有名なのは3大ピナコテーク。
☆アルテ・ピナコテーク(〜18世紀まで)
☆ノイエ・ピナコテーク(18世紀後半〜20世紀)
☆ピナコテーク・デア・モデルネ(20〜21世紀)
こんなに大きな美術館が、
街のど中心部に
ど、どーんと建っているのです。
驚くのは入場料
通常は10EUROだけれど、
通常は10EUROだけれど、
日曜日はなんと
1EURO!!!!
つまり120〜130円
日本のどこを探しても
こんな入場料で入れる国立美術館は
ありませんよね
前に書いたように
日曜日はお店が全部閉まっているので、
雨が降っている日には
最適な過ごし方
ふらーっとよく行きました。
それでも入場に何十分も並んだり、
館内を自由に歩けず不自由な思いをしたり
したことは1度もありません
よほど好きでなければ、そんな思いをしてまで
わざわざ行きたくないと思ってしまいますよね。
気づいたらこの大広間に
自分1人なんて
超贅沢なこともあったりします
美術に興味はないわーという方には、
☆BMW博物館
とか
☆ドイツ博物館
とか、マイナーどころでは
☆狩猟漁猟博物館
美術作品や展示品を観ることは、
自分自身を見つめることでも
あると思うんです。
気分によって好きな作品が変わったり、
私ってこういうのが好きなんだと
新たな自分の好みを発見したり、
何度見ても同じ作品や画家が好きだな〜と
思ったり、
まさに心を写す鏡ですね
ドイツのように美術館や博物館が
生活の中にもっと身近な存在であれば
いいなとよく思います。
純粋で混じり気のない
心を持つ子どもにとって、
美術館や博物館は新しい世界だと思いますし、
そこから得るインスピレーション、
そこから生まれる発想力、創造力は
無限の可能性を秘めていると信じています。
慌ただしい日常生活の中で、
つい忘れがちな心で感じる豊かな時間を
意識的に確保していきたいものですね
冒頭で紹介したDIC川村記念美術館は
白鳥のいる池や、園内を流れる小川や
ピクニックのできる原っぱもあり、
大人も子どもも楽しめそうなところでした。
とりあえず、今度は主人と娘も一緒に
行ってみようと思います