● 悪医(久坂部 羊・著)を読みました。
こんにちは!白水(しらみず)です。
以前、読んだ「悪医」という小説をもう一度、読み直しました。
著者は、大阪大学医学部出身の医師であり、作家である久坂部 羊(くさかべ・よう)先生です。
内容は、医師とがん患者のそれぞれの立場で、どういった視点で考え、行動しているのか、わかりやすく描いています。
医師は患者に、「これ以上、治療法はありません。残りの人生、好きなことをして、有意義に過ごしてください」と助言する。
一方、患者は「他にも、試していない治療法がありますよね?それをぜひやってください」と一歩も引かない。
患者が帰った後、医師はつぶやきます。
「…いやな仕事だ。」(同書、6頁)
さらに、医師は、家で妻にも、患者との溝について、話します。
夕飯を食べる気も失せ、「悪いけど、今日はもうごちそうさまにしていいかな」と言う。
すると、妻も「どうぞ。わたしももう食べられない。医者の妻もたいへんだわ」(同書、195頁)
さて、医者の抱える葛藤は、何なのか?
ぜひ、お読みなって、考えてみてください。
「悪医」久坂部羊・著(朝日新聞出版)
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