今日は、憲法記念日ですね!
せっかく記念日ということもあり、皆さんにとっても読みやすい本を探してみました。
司法試験の分野で、カリスマ的存在の伊藤先生による著書です。
『憲法が教えてくれたこと―その女子高生の日々が輝きだした理由』伊藤真・著(幻冬舎ルネッサンス)
昨年4月に出版された本です。
主人公である高校生が身の回りに起きた出来事を憲法という視点から、問題点や解決法を悩み考えていくという小説風のお話です。
取り扱っているテーマは、いじめであったり、リストラ、万引き、ストーカー、地方自治、憲法改憲と幅広く描かれています。
本の「あとがきに代えて」(172頁)に書かれていますが、物語では完全な答えというか結論は描かれていません。
法律は憲法も含め、解釈学のため、幾通りもの考えがあるのです。
ぜひ、本書をきっかけとして、自分の頭で考え始めてみてはどうでしょうか?
- 憲法が教えてくれたこと―その女子高生の日々が輝きだした理由/幻冬舎ルネッサンス
- ¥1,260
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記事後記
関連する(※)ものとして、最近見たDVDを1つ紹介しておきます。感想は以前、ブログでもお話しました。
※『憲法が教えてくれたこと』では、「人身の自由・えん罪」のパートで取り上げられています。
数年前に公開された映画「BOX 袴田事件 命とは」です。
袴田事件に関しては、『法医学現場の真相‐今だから語れる「事件・事故』の裏側』押田茂實・著(祥伝社新書)でも触れられています。
興味のある方は、ご覧になってください。