以前、こちらでお話したように『スリジエセンター1991』海堂尊・著(講談社)を読みました。
『ブラックペアン1988』、『ブレイブメス1990』に続く、三部作の最終作。
海堂先生の小説は全部読んでいますが、個人的に「当たり」と「はずれ」があり、このシリーズは前者に属します。
よって、時間がある人は、ぜひ一読することをお薦めします。
- スリジエセンター1991/講談社
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この作品を含め、海堂先生による小説の特徴は、他の物語と「異なる時間軸」でつながっていることでしょうか。
例えば、ここで活躍する世良という登場人物はまだ外科医として駆け出しですが、『極北ラプソディ』では謎めいた過去を持つ人物として出てきます。
なかなか粋な演出だと思いませんか?
記事後記
上記『極北ラプソディ』は、3月にNHKでドラマ化されることが発表されています。
世良医師役には、小林薫さん。映像をあまりイメージできませんが、一体どんなドラマを見せてくれるのか、今から楽しみにしています!