宅浪生必見！見逃せない合格体験記

受験生で最も合格するのが困難なグループは、自宅で浪人するケースかもしれません。

予備校生は学力にあったコースに入ってさえすれば、先生や仲間、模試、医学部生スタッフなど周囲の環境は整えられています。

高校生は、仮に医学部合格者のいない高校であっても、先生や同級生がいます。

「孤独」というのは、好ましくありません。映画『サマーウォーズ』を見た方なら、おばあさんの手紙を覚えていますよね？

「一番いけないのは、お腹が空いていることと、一人でいることだから」

そのため、自宅で浪人されている方からのメールは、こういった内容が少なくないのです。

「経済的な事や交通の便が悪いという理由で、宅浪をしています。入試に関する情報が不足しているように思います。予備校生には敵わないのでは、と不安です」
（２０１０．７．１３）

上記のメールは、実際私がもらったメールです。そのときの私の返信は、以下の通り。

こんにちは！不安解消講座を運営している白水（しらみず）と申します。コメントの欄にご記入があったので、返信いたします。

宅浪自体は、なにも予備校に劣ってはいません。このメルマガの読者の方にも、高校生ですが、塾や予備校に通わず、何人もの方が、国公立に現役で合格されています。

入試に関する情報は、ブログやこのメルマガで十分です。あとは、志望する大学のオープンキャンパスに行き、たまに大学ホームページをチェックしておけば、問題ありません。

宅浪の最大の問題は、客観性の確保と、孤独です。

前者は、ご自分で計画を立てるため、うまく模試を使い、インプットしたら、ちゃんとアウトプットできているか、を繰り返してください。

孤独も、できたら、家族や友人と話す機会を作るなどして、気を晴らすようにしましょう。この点、高校生は、同級生がいるので、得をしています。

簡単ですが、以上です。それでは、またなにかありましたら、メールをお待ちしています。

それに対する返信です。

昨日はコメントへの返信ありがとうございました！

学校の先生方からは予備校を勧められるばかりだったので、不安がありましたが、宅浪は予備校に劣らないという事が聞けて、ホッとしました。

模試などを利用して、計画をたてながら、頑張ります！

そして、翌年２月、１通のメールが届いたのです。

こんにちは！Ｗです。今日は報告がありメールしました。

自治医科大学医学部に合格しました!!
 
何度も相談にのっていただき、しかもいつもとても丁寧なお返事がいただけて、本当に感謝しています!!ありがとうございました!!

白水先生のブログを見つけられて、メール相談を受けることができて、本当によかったです！

こんな私ですが、なにかお役にたてることがあれば、ぜひ協力したいと思っています。

これからの６年間を精一杯頑張ります!!

自宅で浪人されている皆さんは、

上記の先輩がどういった生活をし、模試の成績はどうだったのか、普段どういった勉強をし、志望校を決めたポイント、どういった悩みを抱いていたのか、センター試験の点数ｅｔｃ．

知りたいのではないでしょうか？

『医学部受験に強くなるマル秘テクニック』白水一郎・著（エール出版社）１４４～１８５頁で私とのメールのやり取り、医学部生によるカウンセリング、合格後インタビューを紹介しています。

興味のある方は、ぜひご覧になってみてはいかがでしょう。

医学部受験に強くなるマル秘テクニック (YELL books)/エール出版社

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記事後記

宅浪で最も調整が難しいのは、「教材の選定」でしょうか。

十分な成績がないのに、よく合格者が使っていた有名な問題集に手を出してしまったり、基礎が固まっていない段階で難問に取り組んでしまったり、駿台全国模試を受けたり、ｅｔｃ．

その辺、今回の体験記を参考にして、ご自身の受験に活かしてもらえれば幸いです。

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