『極北ラプソディ』海堂尊・著(朝日新聞出版社)を読み終えました。これは、『極北クレイマー』の続編です。
『極北ラプソディ』を読んだ後、どうも前作の内容を覚えていなかったため、前作を読み、また『極北ラプソディ』を読み終えました。
はい、だいぶ時間がかかっています(笑)
なるほど、これはかなり連続したストーリー展開になっています。そのため、上下本みたいな感じで読まれるといいでしょう。
今日は、『極北クレイマー』を読んだ感想をご紹介します。
(以下の感想は、2009年9月21日ライブドアブログに投稿した記事の再掲です)
昨日は、休みだったこともあり、読みたいと思っていた『極北クレイマー』を一気に読み終えてしまいました。
著者の海堂尊さんは、医師という経験を活かし、小説という形式でありながら、伝えたいメッセージは、今の医療現場の悲鳴を知らせることにあるのだと感じた作品です。
福島県立大野事件、夕張市の破綻をモチーフに、研修医制度、医療費を払わない市民の存在、さらには、医者に悪態をつく患者、そういったよく耳にする事柄を随所にちりばめた内容となっています。
受験生以外の大学生、高校生、保護者の方は、読書の秋にぴったりの小説です。ぜひ、手に取ってみてはいかがでしょう。
今回の作品は、『チーム・バチスタの栄光』シリーズとは、基本、別個の内容です。ですから、こちらの作品だけでも、十分に楽しむことが可能です。
『極北クレイマー』海堂尊・著(朝日新聞出版)
極北クレイマー 上 (朝日文庫)/朝日新聞出版
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記事後記
今回、『極北クレイマー』は、文庫版のほうを読みました。
文庫は(気持ち)上巻を読み終わると達成感が味わえるため、いつも以上のスピードで本を読み終えることができた気もします。
それとも気のせいかな?