モナドロジー・形而上学叙説/ライプニッツ著 ⑵ | Nothing but

Nothing but

世界に向けて発信するほどのこともなく

以下引用:

 
19:今説明したような、広い意味での表象欲求をふくんでいるものを、のこらず魂と名づけるとすると、単一な実体、つまり創造されたモナドは、すべてこれ魂と呼んでいいが、(魂のはたらきとしての)知覚〈サンチマン〉は、たんなる表象以上のものであるから、ただ表象しかもたない単一な実体については、モナドとか、エンテレケイアとかいう一般的な名称で十分である。その表象がもっと判明で、記憶をともなうものだけをと呼ぶべきであると思う。
 
(モナドロジー・形而上学叙説 p.9[中公クラシックス・中央公論新社]