さて、私が参加させていただいているBenQのプロジェクターモニター企画ですが、当初の希望していた使い方に今一つ課題が多かったことで少々残念な思いをした私ですが、それはそれとして自宅でもその高性能なプロジェクター機能を使ってみようと思いました。

 

ところがこれまた使う場所を探すのに一苦労しまして・・・

白い壁、確かに我が家もほとんどが白い壁なのですが、ほとんどの壁に家具がしっかりと設置されているので、大画面を映し出すための壁面が無いという事に気づきました。

 

できれば、のんびりとした姿勢でゆっくり投影した映像を楽しみたいという思いで探した結果、こんなところに投影することにしてみました

 

 

ここ、わかりますでしょうか?

天井です

 

ちょうどベッドの上、寝転んだ状態で見上げるあたりに映像が投影されるようにセットしてみたのです。

かなり立て掛けたような状態で本体を置くことになるので、ケーブル周りが折れ曲がらないように浮いた状態に設置するように台座を工夫してみましたが、それでもある程度の角度が出てしまいました。

それをこの写真のようにスクリーンのゆがみをキーストーンで矯正して見た目が綺麗な長方形になるように調整します。

その他調整には投影する面の色味や、目的(映画やゲームなど)によっても色調整ができるようになっていました。最終的には自分が見ながら一番心地よい色味を選択しましたが。

 

これも最初はiPad2でWOWOWオンデマンドを視聴しようと思って投影していったのですけれど、いざ、コンテンツを再生しようとしたら・・・

 

 

外部出力はできないというアプリの設定・・・( ;∀;)

 

だったらひかりTVのどこでもアプリで契約しているチャンネルを観たり、録画した番組を観たりしようか・・・とやってみたところ

 

さあ、ここで再生するぞ、という段階で

 

 

あー( ;∀;)こちらもまた外部への出力ができない設定になっていました

残念・・・

 

結局、iPad2に保存してあった動画でテスト再生をして実際に作動を確認した後、後日改めてリビングのテレビに接続してあるBlu-ray・HDDレコーダーを寝室に持ってきて接続し、つい最近届いたばかりのダニエル・クレイグの007SPECTREを再生することになりました

 

権利の関係で上映した状態を写真でお見せすることはできませんが、かなり綺麗な画像で驚きの結果となったのは言うまでもありません。

ところで、この天井は真っ白ですが、近くで見るとこんな表面になっています。

 

 

よくあるこういう凸凹の面ですが、写真で見てもわかる通り投影された映像にはまったく影響を与えず綺麗なスクリーンに変身してくれました!

その証拠に・・・

 

 

我が家の猫がYouTubeを映しだした天井に動くネコさんたちを凝視して

 

 

思わず立ち上がってしまうほどでしたので、猫にとってもリアルに映ったのではないでしょうか?

 

さて、この本体をセットするのに、枕の真上あたりに立て掛けてセットする状態にしたのですが、本体のモーター音が耳元でするのにはかなり抵抗がありました。この本体から動画の音もでるのですが、これが予想以上に良い音なのです。映画を観ていても引き込まれてしまうような普通に良い音という感じ。それが耳元でモータ音と一緒に聴こえてくるとかなり不快感につながってしまって残念でした。

でも、この本体の投影の設定にはこんな種類も選べることがわかったので、これは設置する場所を変えて、投影パターンの設定を変えたら枕元に本体を置かずとも設置できるということですね。裏側からの投影もできるってすごいなと思ったのですが、この時のスクリーンはどういう生地を使えばいいのだろう?すごく考えてしまいました。

 

 

ちなみに、これ部屋の電気を点けた状態で機器のセッティングをしているときの写真ですが見ての通り左側に部屋の照明が光っています。この状態でも天井に映る映像がハッキリと見えることにも驚きましたね・・・。

 

ここまでレポートしてきて気が付いたのですが、私、セッティングした本体の写真、一枚も撮っていませんでした( ;∀;)

なんだかもう、興奮して使っていたのですみません( ;∀;)

とはいえ、リビングのテレビに接続してある再生機をわざわざ寝室に持ってきて接続してまでこの体制を作るのは、ちょっと面倒くさいなというのも正直なところ。この辺りはなんかちょっとやっぱり違う出力元を考えないと毎度毎度大騒動になるのは結果的に使わなくなりそうなので避けなければいけないですね。

 

そんな感じで興奮しながら寝室で使っていて、ふと思ったのですが、この天井でここまで綺麗に投影できるっていう事は、そこまでスクリーンの質感に拘らなくていいのかもしれないということ。それに気づいた時に、外出先でスクリーンも持参して行かなければと思った射撃場での出来事を思い出し、こんなのを使ってはどうだろうか?とピンときました。

 

 

 

 

これ、写真は銀色ですが白い面も使えるリバーシブルなんですね。

しかも折りたたんでちょうどプロジェクターのバッグぐらいの大きさに収納できるタイプです。

私は写真撮影はチョイチョイしているので、これを買っておけば使いまわしができるので、無駄にならずに使えそうです。そしてこの手のレフ版は軽いので外出先での利用では養生テープなどで括り付けておけば立派なスクリーンになりそうです。

 

一ヶ月間、モニターさせていただいて自分の中でのプロジェクターを使うという事についての問題点、メリットなどいろいろな点が見えてきました。

 

私の希望としては最近のHDDレコーダーがWi-Fiの機能やBluetoothでスマホなどと接続出来たりするように、プロジェクターも無線で接続できると使い勝手も上がるのではないかと思いました。

そして、難しいとは思うのですがAC電源のみというところが、他の電源からの供給ができるようになるともっと使えるシチュエーションが広がるような気がします。

今まで、ビジネスシーンでの利用や、店舗での壁面への投影などで限られてきたプロジェクターの利用者の枠が、時と場所を選ばない使い道を提供できるようになることに活路が見いだせるような気もするのですが、それはわがままな願いなのでしょうか・・・

 

価格としては安くはない機種だと思いましたが、投影された画質や性能を考えるとやはり安い機種とは比べ物にならない感動がありました。これは何物にも代えがたいですね。

でも私としてはプロジェクターに、Wi-FiやBluetoothが標準装備されてHDDレコーダーがただ録画をするだけの機械から次の次元に進んだようなそんな進化を遂げてほしいなと期待をしたいと思います。

 

繰り返しますが、今回お借りした「HT2150ST」という機種の素晴らしさについてはぜひとも他のモニターさんの使い倒したレビューを参考になさってください。私の場合は、まったく個人的に自分が使う事を前提としての過不足を表現したにすぎませんので・・・

 

でも、プロジェクターをしっかりと使うという今回のモニター体験は、遠くない将来に向けてプロジェクターを導入しようとするための大きな1ステップになったのは間違いありません。モニターに選んでいただきありがとうございました。