見守るVS見てるだけ | 赤ちゃんから思春期の子育てまでトータルで応援する元保健室の先生のブログ

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保健室教諭21年とわが子の子育て経験を活かして、子どもの育て方見守り方をお伝えします。
学校生活の各ポイントでの、親の関わり方をサポート。思春期の子供の成長を学び、子育ての不安を解消!
コーチングの技術を使って、子どもの育て方、見守り方をお伝えしています。

● 見守るVS見てるだけ



こんにちは 三浦真弓です。

「わが子の成長を安心して見守るってなに?」
ちょくちょく、聴かれます。

ニュアンスとしては

「見守るって、どんなことするの~?」(^∇^) ←顔文字重要!

というよりも

「見てるだけと何が違うの?」(?_?)

というよう雰囲気の発言ですね。



確かに、親として、何をしているのかと言われれば、行動としては

「子どもを見ている」

になります。

でも、その見ている親の、内面にも色々あるのです。

例えば、歩き出した赤ちゃんを見ているとき、

 

 

行動としては、「見ている」のですが、

 

転びそうになったら、助けに行こかな…

人や何か、ぶつかりそうになったら、その前に抱っこしようかな…

以前よりも、足取りが丈夫になってきたな…

 

見ている側に、そうした内面の動きがありますよね。

その行為は「見守っている」になりますね。

 

行動・態度としては、「見ている」ですが、

色々な(良き)想いを持って「見ている」のが見守るです。


思春期・反抗期の子どもに対して

「最近の行動、わけがわからん。言っても聴かないし、もう、しらなーい」
「とりあえず、勉強も運動も習い事も頑張っているみたいだから、いい子だわ♪」
「そろそろお受験に向けて、頑張らせないと行けないんだけど、やる気スイッチはどこ!?」

なんて、目の前の様子について、思うことがありますね。

 

 

気になることがあると、目の前対応になりがちです。

でも、小学校3,4年生ごろからは、目の前対応をし続けるだけでは、

・うっとうしがられる
・子どもの自主性を奪う


という心配があります。

そうは言っても、小学生ですと、

・どこまで任せていいの?
・任せて本当に大丈夫?


という不安も生まれるかもしれません。

ですが、親の言うことを聴かせようとしたら、
まだ、言い負かせることはできるかもしれませんが…

 



でも、ここからが大切な時期なので、ぜひ、目の前の対応だけでなく、

・どうしてわが子がそういう行動をするのか?
・その発言の奥にはどのような想いがあるのか?


ということにも、意識しながら

「見守って」

いただきたいのです。

目の前対応の「見守る」は、

別な言い方をすると「見張っている」にもつながるかもしれませんよ!?

「見守る」VS「見てるだけ」ではなくて

「見守る」vs「見張る」も意識してほしい。

見守るタイミング、ポイントなどは、お子様の成長の様子に合わせれば

スムーズに行きますよ。

 

右元保健の先生が教えるわが子の思春期対策講座・前期