● 小学校入学前に身につけたいことは、ひらがなや計算ではなくて…
こんにちは! 三浦真弓です。
3年前と4年前に「初めての小学校」というセミナーを開いていました。
当時も、気になっていたんですねー。
「入学前に、何かさせておいた方がよいですよね?」
というママたちの言葉が。
確かに、入学してすぐにひらがなは読めるし、算数もできたら、小学校生活のスタートが安心かもしれません。
でも、保健室登校だったり、不登校だったりする生徒の中には
「小学校のときには、お勉強がよくできたのに!」
という生徒も多くいました。
低学年のときは、よくできていたけど、高学年になるにしたがって、わからないところが増えてきて、学校がつまらなくなった。
とか。
「○○ちゃんの弟は、保育園児のときから掛け算がスラスラですごかったんだよー」
と聞くし本人もそういうのに、数学は嫌いでテストができないとか。
ママの、小学校入学に対する漠然とした不安を解消するために、入学前に勉強させるというのは、
百害あって一利なしくらいに感じています。
だからといって、
小学校に入学してからもお勉強しなくてよいということでもありません。
学校は、学びに行くところです。
「学校に行ったら、新しいお友達ができるかなー」
「どんなことを学ぶのだろうね」
ということから始まり
「新しいことや、フシギなことがわかるって、楽しいね!」
そんなふうに、子どもから思えるようになるとよいですよね。
そのための、働きかけをおうちの方がされるのであれば、それは、していただいたらよいと思うんです。
まだ文字に興味を持てないお子様に、ひらがなを教えるとか、しかも、書き順がどーのこーのなんてことをするのは、逆効果ですー。
でも、文字が書けるとか、算数のドリルができるなんて言うのは、できるかできないかが見てわかるので、親としてはやらせてみたくなるんだろうなー。
その気持ちもわからないでもないです。
でも、勉強に対する意欲が育つかな…
そこのところも考えてくださいねー。
「じゃ、どうしたらいいわけ~?」
という方はもちろん、すでに小学校1,2年生の保護者の方も!
小学校低学年で大切にしたいことを、こちらでお話しますね。