子どもが、話を「聴く」姿勢を身につけるために… | 赤ちゃんから思春期の子育てまでトータルで応援する元保健室の先生のブログ

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● 子どもが、話を「聴く」姿勢を身につけるために…

 

 

こんにちは 三浦真弓です。

 

子どもたちは幼稚園時代にシュタイナー園へ通い、

小学生になってからは、

名古屋シュタイナー土曜学校やまさとの森に通っていました。

 

土曜学校では、ときどき、授業参観や懇談会がありました。

息子が、小学2年生のとき

「音楽」の授業の、授業参観と懇談会がありました。

 

音楽の授業なのですが、静かに始まります。

みんなで輪になり、

小さい、シンバルのような楽器の音を聴きながら、

ハンカチ落としのように、

その楽器を鳴らすお友達がかわっていきます。

 

先生が小さい音を出してくださり、

それに合わせて、歩いたり、スキップしたり…

 

平日に通っている学校の音楽の授業とは、全然違います。

 

 

その後、子どもたちが手仕事の授業を受けている間に、

懇談会が行われました。

 

まだまだ2年生の子どもたちには、

リズムを呼吸をするように、体感できるように、

授業が考えられていることが分かりました。

 

そして、子どもが全身で「きく」ことができる人になるように、

静けさを大切にして、小さい音を聴く体験をしているとも、

おっしゃっていました。
 

たしかに、シュタイナー教育の幼稚園時代も、

先生が同じことを言われていました。

 

子どもが自らの意志で、お話を聴こうという姿勢を育てるために、

必要以上に大きな音は出さないと。

 

先生が読んでくださるお話も、

話のヤマ場だからと言って、

先生の声が大きくなったり、抑揚がつくことはありませんでした。

 

 

そうだったなぁと、幼稚園時代を振り返り、

デジタル的な音をはじめ、自然な音から遠ざかっているのを、

反省したものです。

 

その後、子どもたちは、

うす暗いお部屋の中で、りんごろうそく祭りを体験。


ママの心の保健室・思春期の子育て・困ったことを受付中

 

これも、暗い時期には、暗さを体験し、

暗い中であっても、温かい光を感じるすてきな時間。

 

ひとりひとりのリンゴろうそくに灯りがともりました。


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冬至前後の、日照時間の短いこの時期に、光を感じることや、

天使の導きにしたがって、イエスに出会うこと…

 

それって、人生に置き換えると、どういうことなんだろう?

 

そのようなことは、小学生の子どもたちには、

今すぐ答えが出るものでもないし、

頭で理解することでもありません。

 

ですが、これから、自分で自分の人生を歩んでいこうとする子どもたちの、

いずれ、大きな力になるのだな…

そんなことを感じる授業参観・懇談会でした。

 

こうした経験は、今のわが子たちの中に、育っている気がします。

 

私たち一人一人は、脳が発達して

言語を持ち、火を使えるようになり…

いろいろ、発展してきたことでしょう。

 

でも、ときに、人という生き物として

自然界の中で、どのように生活することが良いのか

どのように子どもたちの力を伸ばしていくと良いのか

 

そういう視点からも、子どもを見ていくと良いのでは?

と思う今日この頃です。

 

 

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