今日は男声合唱団のメンバー4名のレッスンプラスに、ありがたくこのブログを見たという日本語がとても上手なアメリカ人の5人のレッスンでした。休憩なく突っ切ったので前もって色々とエネルギー補給を持って行ったが一つも取らずに完走。
だって、楽しくて楽しくて、皆さんからのエネルギーが私へのエネルギー補給だったので休憩なんて必要なかったのです!
それぞれのお声を聞かせて頂き、それぞれの歌の経歴から声のメンテナンスをしていく。
なんて楽しい仕事なんだろう。生徒さん達が自らのエネルギーを声に投入して、途中悩み、そして扉を出る時には「何か」を感じ、掴み取り、次なるステップアップを胸にご自身の声と向き合って頂ける貴重な大切な時間。
1回のレッスンで早々上手くなれるものではないのが辛いところでもあるが、
感じて頂きたいのは、
ご自身が楽器だという事。
楽器(歌うための身体)がすでにできている方は私の所なんて来ないでしょう。
その楽器がまだ全然手入れされていな楽器こそ、触りがいがあり、
またすでにその楽器がすでに良い鳴りをしているが、小さなアドバイスで大きな響きを取り入れてくれた時は、こちらが興奮してしまい、ついついニンマリしてしまう。
毎回毎回の感動と声の新たな発見を頂けるのがこのお仕事の醍醐味の様に思う。
コロナになってからずっと毎週欠かさずZOOMレッスンを受けて頂いている方々からも大きなエネルギーをもらっています。音楽レッスンをZOOMでするのは至難の技で、もちろん対面に勝るものはありません。でも、ZOOMだからこそ見えることも数多くあります。何故なら、ずっとその方の姿勢と動きを注視できるからです。通常の対面だと、私がピアノに向かってピアノを弾いている事が多く生徒さんの方をあまり向けません。しかし、ZOOMレッスンは音のズレが大きいので、ほどんどアカペラで歌って頂き、音源をあちらで流して頂きそれに合わせ歌って頂くという方法。そうすると審査員的に生徒さんが歌っている時には100%その方の「歌い方」が聞ける、見れるのです。立つ姿勢でその楽器の今日の鳴りが予測できる。そして、毎週ZOOMとなると画面を通してもその微妙な音の変化も分かって来ます。慣れってある意味怖いです。
『継続は力なり』で、コロナになって欠かさず受けて下さっている方は、この一年半で目ざましく成長されていらっしゃいます。声はいきなり鳴り始めます。今まで何度も同じ事で注意されていた人がある日急に、「あれ?今の声は何?」と自身で指導者が言っていた事はこれか!!と感じて頂く。その時は生徒さんも私も抱き合って喜び涙したい一瞬です。あまr
指導させて頂いて、エネルギーを頂くのはいつも私の方。
そういつも口癖の様に言う私に、生徒さんは
「だって先生はエネルギーの塊で、その塊を私達にぶつけてくるから戻ってくるんですよ!」
ですって! なるほどね!
私のレッスンを受けて下さった過去の方々、そして今現在の方々、私は皆さんからのエネルギーでどんどんとそのエネルギーの塊を大きくしております。今後ともよろしくお願い致します!