最近は外来語は訳さないのね? 諭吉先生が泣くよ? | あくせくしたってはじまりませんぜ

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とか言いながら、けっこうあくせくしちゃってるんですが。
まあ、できればまったりと生きたいなあ。

 

今に始まったことではないが、こなれていない外来語の氾濫に戸惑うことも多い。

 

思い起こせば、例えばgoodという英単語が複数形になると「物」という意味になるというのを辞書で知った時は「変なの」と思っていたが、今や「キャラクターグッズ」など、すっかり日本語になってしまった。また、ロッキード事件の時、新聞に書かれた「オプション」という言葉の意味がよく分からなかったが、これもすっかり定着している。

 

最近では、パソコンとかコロナ関係のカタカナ語が多い。

「フォーマット」とか「デフォルト」などは、やや普及しつつあるが、まだまだ定着したとは言えない。

「クラスター」「ロックダウン」「エビデンス」などは、突然記者会見などで乱発されるようになって、乱暴だなーと思ったし、今でも思っている。

 

そういう強引な直輸入パターンが最近は目立つが、訳語がないでもない。ただ、その訳語がイマイチなのが多い。

例えば「Black Lives Matter」は「黒人の命は大切」などと訳されているが、ほとんど直訳でニュアンスがよくわからない。私は村上春樹氏の「黒人だって生きている」がお気に入りだ。

 

最近よく聞く「SDGs」は「持続可能な開発目標」と訳されるが、これで意味がわかってる人がどのくらいいるのだろう? 正直、私はさっぱりわからなかった。今でもきちんと理解してるわけではないが、例えば「地球延命計画」とか「人類生き残り作戦」などと大胆に訳したらどうなんだろう??

 

 

 

【追記】

最近は、ビジネス、金融、流通関係のカタカナ語がすごいね。
CMなんかでも濫用してるし。なんか、むやみにアメリカに憧れてた時代に戻ったみたい。
「サプライチェーン」「ロジスティクス」「クラウドソーシング」「シナジー」「リソース」とかとかとか。