最近のマスコミやネットに登場する若手の評論家、学者、論客、知識人の方々を見てると、何か共通性を感じる。
あの人たちって、ひょっとしてコンプレックスが強くて、あんな尖ったポーズを取ってるんじゃないか?ってね。
例に出して申し訳ないんだけど、目下売り出し中の落○陽○さんとか、ちょっとググってみたら、開成出て、浪人したけど東大落ちちゃったらしい。開成とかだとクラスの半分ぐらい東大だろうから辛いよねぇ。で、もう少し調べたら、中学受験にも失敗して麻布落ちちゃったらしい。ただでさえ、パパが有名人で注目されやすいんだから、これはちょっとグレるよねぇ。
それで、若い頃の写真を見ると、今と違って小太りなのね。いかにもイイトコのボンボンって感じで。それでファッショナブルでもない。「あー、キモオタだったんだ」と勝手に思ってしまった。
キモオタだから、たぶんもてなかったんだろうと、これも勝手に思っちゃった。「ガリ勉」とか「キモオタ」はほんと女の子に人気がないからねぇ。
もてたかったんだろなあ。かっこよくなりたかったんだろなあ。
こういうコンプレックスって、若い男の子には、人生観や世界観を左右するようなとても重要な問題だったりする。(これは私の個人的な経験からもそう思う)これはね、有名作家なんかでも案外そうだったりするのだった。
だから、あのイケてる風(?)のファッションなんかも、スタイリストとか雇ってるんだろなあ。ヘアファッションもね。それで尖った型破りのインテリのスタイルをセルフプロデュースしてるのね。たぶん。
そう言えば、彼のパパも恥ずかしいくらいに格好つけだったから、その辺も遺伝なのかなあ?
最近の若手学者、論客って、こういうコンプレックス系の人が多いんじゃないかな?
やたらと髪の毛を染めたりいじったり、学者っぽくないファッションをしたり。
これって、アレだよね。「オレは教師っぽくない教師なんだ」を売りにしてる痛いセンセに似てるよね。「オレはダサい学者っぽくない学者なんだぜ」ってか?
そういえば、売り出し中の人って、だいたい「保守派」なのも共通項だよねぇ。これも、たぶんアレだ。昔の知識人ってだいたい左翼とかリベラルが相場だっから、そのアンチの線を狙ってるんだろね。
でもねぇ、最近そういう「個性派」「型破り」がウジャウジャ増えて来たから、逆にそれが「イマドキの若手学者、知識人の類型」になっちゃって、ちょっと食傷ぎみデスわ。
この際「いかにも学者っぽいダサい学者」の外観で、それでいてサラッとかっこいいこと言ったりした方が、差別化が図れるような気がするんですが、如何?
【追記】
だいたいね、本当に個性的な人とか変な人というのは、当たり前の話だけど、「個性的であろう」とか「変であろう」とか思わないわけです。本人は至ってフツーに生きてるつもりなんだけれど、自ずからはみ出してしまうだけなんです。だから「個性派」とか「型破り」を装う人はだいたいウソっぽいですよね。不良や変人に憧れを持つのはいいんだけど、憧れだけにしておいた方がいいと思います。
