新人王戦2日目に一番観たかった試合は
佐々木洵樹(帝拳)×蓮見宗昭(西城)
の一戦でした。
佐々木選手は名門の帝拳ジム所属であり、新人の中でもかなり評価が高い選手です。
体格的には、ややがっちり型で身長はこのクラスでは標準的な感じです。

この試合、相手選手の方がリーチに恵まれていましたが、サウスポースタイルから先にビシビシと右ジャブを当てて行くのは佐々木選手の方でした。
それに続く左ストレートもモーションが小さく、タイミングもなかなかのものでした。
3Rには、バッティングぽかったですが、ややピンチを迎えます。
それでも、冷静に試合を組み立て、4Rまで無理をせず、フルマークの判定勝ちをゲットしました。セコンドからは無理して倒さなくてもいいという指示が出ていたみたいです。
佐々木選手は新垣選手と同じ18歳ですが、ややあどけなさが残っていて、ボクシングも少し甘めのところがある新垣選手と違って、面構えも試合振りもふてぶてしい感じで残念ながら可愛さにはやや欠けます。

 佐々木選手、次の試合は新開ジムの岩崎選手との戦いになりますが、両方とも負けるところが想像できないくらいの好選手同士です。この試合が決勝戦といっても、おかしくないくらいの組み合わせだと思います。
 昨日は、特に応援している選手はいなかったのですが、帝拳の重量級選手が多数出場という珍しい興行だったので行ってきました。
しかし、なぜ重量級でなおかつ東洋タイトルマッチがセミで、日本タイトルがメインなのでしょうか?(ダブルメインとかいう苦しい言い訳みたいなのがむなしかったです。)
もちろん、日本タイトルが先だと青コーナ側の応援席の人が帰ってしまい、メインの試合時に空っぽになってしまうという事情はわかります。
試合を見にくるのは関係者主体。それが今のボクシング不人気の現状なのでしょうね。

 メインの中川選手の試合については判定に賛否両論あるでしょうが、私が気になってるのは採点の発表方法です。
私の見に行く試合で判定が割れた場合、最後に発表されるジャッジはもうほとんどマーチンです。
何かこのようにすると他のジャッジはいらなくて、マーチン一人で採点すればいいじゃんというように感じてしまいます。(もちろん私の考えすぎでしょうが)

 さて、佐藤選手の試合ですが、相手の韓国人の選手はスピードはなかなかあるものの、パワーには雲泥の差がありましたので、佐藤選手はパンチをもらっても、それほどダメージは感じさせず、4RにラッシュをかけてあっさりTKO勝ちしました。


もう東洋圏には清田選手くらいしか相手になりそうな人がいないのが、世界を再度狙う者としては辛いものがあります。
 試合が終わってから、1階で野球帽を被ったカジュアルな服装の去年のM級新人王の胡選手とたまたますれ違いました。
胡選手、早く上まで上がってきて下さいね。


 その後、帰りの電車の中のモニターで流れたテロップに「○○シロウ氏、JBCに謝罪する。」とかいう下らんニュースありました。そんなのニュースとして流す価値どこにあるんだよ。と思いました。



 3月30日から始まったボクシング東日本新人王戦。
私が一番注目しているのは有望選手目白押しのスーパーバンタム級です。
 初戦の、荻野圭介(西城)VS古川真次(厚木平野)
負け越し同士の対戦ですが、非常に熱のこもった打撃戦でした。
制したのは1勝11敗で31歳の新人らしからぬ古川選手。3Rストップでの勝利です。
このキャリアが半端ではない武器となったようです。次試合も期待が持てます。
 2試合目は小山貴裕(ドリーム)VS熊澤祥大(石川)
熊澤選手は以前、新垣翔太選手に大差判定負けしてるので、それほど期待していなかったのですが、1R開始からすごいラッシュであっという間にダウンを奪い、その後ストップ勝ちしました。
非常にいい仕上がりでこの開幕戦を迎えられたようでした。
 3試合目は、本名夕輝(石神井S)Vs岩崎悠輝(新開)
評判が高かった岩崎選手、すごく見たかった選手でした。
体格もなかなかいい感じです。対する本名選手は小柄で、髪型のせいか少しエスパー伊東を思わせる雰囲気で全く強そうに見えません。
開始早々、岩崎選手の強くて早いジャブがビシビシ決まります。対する本名選手はそれを浴びながらもあまりひるんだ感じがありません。
終盤、本名選手の右が割りといいタイミングで一発当たり、そのすぐ後にすごい音を立てながらオーバーハンドライトが岩崎選手を捕らえました。
岩崎選手、よく踏ん張ったと思います。
本名選手、2連続KOでこの試合に臨んでいるパワーは本物でした。
 2R以降は長い距離と早い回転の岩崎選手、パワー勝負に持ち込みたい本名選手の争いはかなり見ごたえがありました。判定はやや有効打の多い岩崎選手にあがりましたが、本名選手最後までナイスファイトでした。

 第4試合は、新垣翔太(白井具志堅)×木下浩太(ヨネクラ)
再三書いていますが、新垣選手は今回の新人戦で私が一番好きな選手です。
この日も丸刈りがとてもよく似合っていて、いかにも新人といった雰囲気で好感が持てます。
ところが、この試合この日のなかで一番つまらないものとなってしまいました。
相手の木下選手、最初から逃げのフットワークを見せるばかりで何をしたかったのでしょうか?
新垣選手は序盤からボディーブローを打ちながら前進したため、終盤木下選手が効いて来て距離がつまり少し打ち合った程度でした。判定はもちろん1Pも落とさなかった新垣選手の勝利でした。
勝った新垣選手はインタビューで「次戦はサウスポーの選手ですが、がんばって今度はKO勝ちを狙います。」と言っていました。
やはり、その先を見据えた戦いだったんですね。
私も次は白熱した試合が出来ることを望んでいます。