失って気がつく  | ゆっくり丁寧な暮らし〜難病もやもや病と〜もこもこ

ゆっくり丁寧な暮らし〜難病もやもや病と〜もこもこ

左指の違和感でもやもや病発覚。当初は他の完治する病名を言われるが改善なし。その後大学病院受診しもやもや病と確定し左右バイパス術済み。まだ小さな子供がいます。まだまだ倒れてなんかいられない‼︎

もやもやとは関係ない話。


今日たまたま本屋さんで

70代後半くらいのご年配の方で

足が内股でつま先歩きを杖をつきながらしていた方がいました。


広めの本屋さんだったのですが

その方と何度も遭遇。


私とおじさま、年代は違うけれど

本の趣味は同じようで何度も会釈。


なんとなくほのぼの。


そのおじさま、レジの後お金を落としてしまい、右手に購入した本、左手に杖、首からかけたショルダーバッグがお腹に。


お金を拾うとなると明らかにバランスを崩す状態。


「拾っても良いですか?」と聞くと


おじさま、言葉にならないことばで頷く様子


「200円、バッグに入れますね」


またまた、うなづくおじさま


おじさま、前傾姿勢で歩き出しましたが

チャックが開いたバッグから物が落ちそう


「荷物中から落ちそうなので、チャック閉めて良いですか」


おじさま、言葉にならないことばで

うなづいている?

おじさまの抵抗なくチャック閉めました。



ふと帰ってから、おせっかいだったかな?

もしかしたら、バッグのチャック開いていた方が

都合良かったかな?

タクシー乗ったなら、開けれなくて困ってないかな?


なんか色々考えてしまった。


働いていた時は、こんなやりとりは日常に溢れていて、それが大変だったこともあったけれど


今は、しっかり身に染み付いていて、ついついおせっかい心で声をかけてしまう。


このやりとり懐かしいし、また仕事したいなの気持ちが溢れてくる。


仕事していた時は、忙しさのあまり、そんな気持ちや手伝わせていただくこの気持ちのありがたさ、人と人との思いやりからくる自然の流れに気がつくことは少なく、日々流れていたけど


忙しいながらに、ありがたい経験を仕事を通してさせてもらっていたんだなと思う。



本当に人って失って気がつくこと多いよね。


あー仕事したいな。

息子よ、早く大きくなって。


と言っても、子供の育児もひと段落して手が離れると、育児の忙しさの中で気が付かなかった幸せに気がついて

同じこと言うんだろうな。


そう言いながらも、子どもの成長を見届ける今に感謝しなくては。


失って気がつく


人間の成長のきっかけなんだよね。