「良妻賢母 」がイギリス発祥とは知らなかった!
日本の自然発生的な概念だと思っていたよ。
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・18世紀イギリスの産業革命により人々は「労働力」として工場に投入されました
・以降女性は経営者の言うことを聞いて働くような男性を育てるのが役割、という教育が始まりました
・日本に「良妻賢母」が導入されたのが明治時代です
・江戸時代は女性は働くのが当たり前だったので経済力もありました
・江戸時代までの女性は土地や財産を持っていたり、嫁ぐときも実家から嫁入り道具と一緒にお金を持っていきました
・旦那さんに利子付きで貸したりしています
・尚且つ働いていたので今より離婚が多かったのです
・江戸時代には女性の自己啓発本がたくさん出ていますが、「母としてこうありなさい」というのはすごく少ないです
・たった1つ「姑息の愛に陥ってはいけない」ということだけが教えられています
・「姑息の愛」とは、子供を甘やかしてベタベタ可愛がるばかりで、その子のためにならないような自分の感情に任せて盲目的に愛することで、それは母親としては良くないからやめなさい、これくらいでした
・「仁義礼智信」という、儒教で説く「五常(ごじょう)」と呼ばれる人間が常に守るべき5つの徳目がありますがそういったものが本の中心になっています
・女性としてどう生きるかという自己啓発の考え方や思考法や習慣、「身だしなみを整えましょう」「いつでも良いお顔でいましょう」とか、季節のたしなみも入っています
・一応表向きには本の中には、「一回嫁いだら死ぬまで我慢する」ということが書いてありますが、女性たちは読んでもあまり言うことを聞いてません
・自由です
・嫌だったらやっぱり別れます
・そのとき旦那さんは「三行半(みくだりはん)」というものを書かなくてはいけません
・女性は飽きられたら三行半を突きつけられて離婚させられていた、という風に昔は読み解かれていましたが、その三行半に書いてあったのは「もう他に行ってもいいですよ」ということでした
・「私、何某は妻〇〇と都合上お別れしますので妻が次に誰と結婚しようとも口出ししません」という独身証明書のようなものだったのです
・江戸時代は独身男性が半端なく多く、女性が少なかったので次に行きたいと思ったら他にいくらでも選択肢はありました
・離婚はタブーではありませんでした
・現代よりも江戸時代は倍くらい離婚が多かったのです
・江戸時代のその風習は意外と戦後まもなくまで続いてました
・武士階級になると家同士の結び付きはまあまあ厳しいので、女の操として嫁いだらその家を守るという役目がありました
・ですが一般女性はすごく自由に生きられました
・おそらく明治になって結構な縛りが入ったのではないでしょうか
・江戸時代の女性は仕事をして財産もあって女性としての生き方を楽しんで、恋愛も自由にしてという生き方をしていたのです
・しかし欧米列強からは、その女性の在り方が「ものすごく野蛮だ」と言われたわけです
・明治政府は欧米と対等になりたいので女子教育として「良妻賢母」を取り入れました
・私たちが思っている昔の日本女性の生き方は、実は欧米から入って来た作られたものだったのです
・社会の元気は女性が司っています
・女性が元気じゃなかったら社会は活性化しません
・女性が不満を抱えて自己実現ができないとか、本当はこうしたいけれどなかなか出来ないというような生き方をしていると巡りが悪くなります
・日本全体がもっと元気になっていくには、「日本女性として」というのであれば、本来の伸びやかで自分のやりたいこともやる、旅にも出るし、教養もあったという、そういう側面もあったということを否定しなくていい、となって欲しいのです
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私の父方の祖母は明治生まれで、忙しい両親の代わりに私たち姉妹を育ててくれたのだけれど時折言っていたのが、
「我慢しなくてもいい」
「嫌だったらそこから逃げていい」
というものだった。
それは祖母の性格から出た言葉だとずっと思っていた。
でも↑の動画を視聴して実は祖母の育った時代そのものの風習だったのかなぁと。
昔、祖母と話しているときに祖母が最初の嫁ぎ先を出てきたということを匂わせた。
姉だったか私だったか「ばあちゃん、離婚してたん?!」と初めて聞く話にびっくりして突っ込むと祖母は「えへへ」と照れたように笑っていた。
祖母は最初の嫁家を1ヶ月ほどで飛び出して、2回目の結婚でこどもを7人儲けた。
祖母は裕福な家に生まれ育ち、1回目の嫁ぎ先も同様に裕福だったらしい。
2回目は残念ながら貧乏だった上に夫には早くに先立たれ、苦労に苦労を重ねた。
それでも私たちには「我慢はすることはない」と言っていたことを思えば、祖母は自分の生き方を後悔することはなかったんだろう。
祖母が鬼籍に入ってもう40年以上経つけれど、今更ながらにもっと色々話を聞きたかったなぁ。
そういえば祖母が亡くなった後、祖母がバツイチだったという話を家族でしていたら父が「えぇっ!?」と目を丸くして驚いていたのが面白かった。
祖母は子供たちには話してなかったようだ。
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こちらのお話は感動的!
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泣いた!