海水温度上昇とウニの大量発生 | 渡邊ソウイチロウのブログ

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地球は動物たちみんなのもの。人間だけが特別な存在じゃない。だから地球環境を壊さないように、調和していく生き方を未だ模索中。デザイン、有機農業、キャンプ、起業塾、伝統医学マッサージのレッスン等をしながら、猫と暮らしている変人の独り言です。

 

地球の温暖化で水温が上がったことが原因のひとつと言われる「ウニの大量発生」。 大量発生したウニは磯の海藻を食い荒らすため「磯焼け」という現象が起き、魚のすみかとなる海の環境が悪化する為、漁業にも大きな影響を与えています。カリフォルニア州沿岸は、ムラサキウニが大量発生し「紫の絨毯」と化したそうです。磯焼けした海底はムラサキウニでびっしりと覆われ、それが何キロにもわたって続いています。このような不毛な海底は、サンフランシスコ北部のマリン郡からオレゴン州まで、640キロを超える沿岸一帯に広がっています。カリフォルニア州の磯焼けは国際的な水産物市場に影響を与え、沿岸一帯に深刻な環境危機を引き起こしています。日本でも、東日本大震災の津波で環境が変わった三陸の海で、ウニの異常な大量発生が起きています。身の入りが悪く売り物にならない上、海藻を食べ尽くして、隠れ家や産卵場所を失った魚まで数を減らす結果になっています。神奈川県水産技術センターが始めた取り組みでは、ウニが廃棄キャベツ、ミカン、パンの耳などの残飯を食べることがわかりました。