また多くのアメリカ人(特にかつてのミドル層)は、実感なきAI相場で各人の資産は増えているものの、今後何が起こるか分からないので(相場崩壊やコロナ禍のようなことも含めて)、これまでのように増殖し続けている浮遊・流動資産をそのまま消費には回したくない。

 しかし、AI相場や自身がファウンダーであったスタートアップ企業の売却などにより莫大な現金を手にした者達が、おしげもなく次々とあらゆるものに巨額投資する、例えばAI関連銘柄株式の更なる巨額購入、プロスポーツ組織の巨額株式取得、スポーツ放映権の高額取得、スコットランドなどの著名なゴルフ場買収と自身と家族のプレイ保障、エベレスト登山、自身の豪華絢爛な結婚式開催、著名レストランやホテルの買収、ワールドカップチケットの『転売ヤー』、日本企業の巨額株式所有など、これまでは多少の「品性」に依拠していた自己規制ルールを完全に過去の遺物とした投資活動、それらの投資活動を多くのアメリカ人はただ茫然自失として眺めている、それがUSAの経済的現状ではないでしょうか?